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13日の中国本土市場概況:上海総合0.5%高で反発、通信株に買い
*16:45JST 13日の中国本土市場概況:上海総合0.5%高で反発、通信株に買い
13日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前日比17.31ポイント(0.51%)高の3439.28ポイントと反発した。
中国の追加経済対策に対する期待感が相場を支える流れ。米国の対中圧力強化が中国経済に悪影響を及ぼすと危惧される中、市場では、中国当局が金融緩和や産業支援、消費刺激などを更に強めるとの観測が広がっている。次期トランプ政権の人事を巡っては、国務長官に対中強硬派のマルコ・ルビオ上院議員を指名する見通しと伝わったほか、重要ポストに対中強硬派で知られる議員らの名前が相次ぎ挙げられた。また、13日の外国為替市場で、対米ドルの人民元安が一服したことも買い安心感につながっている。指数は安く推移していたが、引けにかけてプラスに転じた。(亜州リサーチ編集部)
業種別では、通信ネットワーク関連の上げが目立つ。中国衛通(601698/SH)がストップ(10.0%)高、中国聯通(600050/SH)が7.3%高、中国電信(601728/SH)が5.3%高、中国移動(600941/SH)が4.1%高で引けた。
石油・石炭株もしっかり。中国海洋石油(600938/SH)が1.3%、中国石油化工(600028/SH)が1.0%、中国石油天然気(601857/SH)が0.9%、陝西煤業(601225/SH)が2.0%、中国神華能源(601088/SH)が1.2%ずつ上昇した。公益株、銀行・保険株、消費関連株なども買われている。
半面、医薬株は安い。東魯抗医薬(600789/SH)が8.9%、薬明康徳(603259/SH)が3.0%、九州通医薬(600998/SH)が2.9%、華北製薬 (600812/SH)が2.5%ずつ下落した。軍事関連株、不動産株、証券株も売られている。
外貨建てB株相場は、上海B株指数が3.22ポイント(1.15%)高の281.90ポイント、深センB株指数が7.86ポイント(0.61%)高の1290.63ポイントで終了した。
亜州リサーチ(株)《CS》
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