【株式市場】前場の日経平均は214円高、NY株の最高値など受け「トランプ・トレード」再燃

2024年11月12日 12:51

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

【日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部】

◆日経平均は3万9748円13銭(214円81銭高)、TOPIXは2766.36ポイント(26.68ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は10億9482万株

 11月12日(火)前場の東京株式市場は、NYダウの2日連続最高値、初の4万4000ドル乗せとS&P500種の初の6000ドル乗せなどを受け、全体に買い意欲が強まる相場となった。日経平均は109円高で始まったあと高下しながら上値を追い、午前11時前に333円34銭高(3万9866円72銭)まで上げ、前引けも上げ幅200円台を保った。米トランプ氏の政策を先取る「トランプ・トレード」再燃とされて三菱重工<7011>(東証プライム)やブリヂストン<5108>(東証プライム)、タダノ<6395>(東証プライム)などが上げ、三井住友FG<8316>(東証プライム)や第一生命HD<8750>(東証プライム)なども高い。

 半導体関連株には軟調な銘柄がみられたが、政府の経済対策で半導体・AI産業に10兆円超の支援投資と伝えられ、ルネサスエレ<6723>(東証プライム)やクレスコ<4674>(東証プライム)などは高い。業績予想を増額修正した不二製油G本社<2607>(東証プライム)、自社株買いも発表したカヤバ<7242>(東証プライム)など活況高となり、仮想通貨ビットコインのドル建て価格の最高値を受けセレス<3696>(東証プライム)やマネックスグループ<8698>(東証プライム)、ネクスグループ<6634>(東証スタンダード)なども活況高。

 東証プライム市場の出来高概算は10億9482万株、売買代金は2兆2873億円。プライム上場1645銘柄のうち、値上がり銘柄数は1238銘柄、値下がり銘柄数は353銘柄。

 東証33業種別指数は30業種が値上がりし、ゴム製品、輸送用機器、サービス、銀行、証券商品先物、非鉄金属、非鉄金属、建設、鉱業、金属製品、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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