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フォーバル Research Memo(5):可視化伴走型経営支援(アイコンサービス)が順調に拡大
*12:50JST フォーバル Research Memo(5):可視化伴走型経営支援(アイコンサービス)が順調に拡大
■フォーバル<8275>の業績動向
● 2025年3月期第1四半期の業績概要
2025年3月期第1四半期の連結業績は、売上高が前年同期比10.4%増の15,820百万円、営業利益が同1.1%増の451百万円、経常利益が同0.5%増の534百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同23.1%減の195百万円となり、堅調な増収とともに、営業利益、経常利益での増益を維持した。
売上高に関しては、中小・小規模企業や自治体におけるDX推進の機運の高まりを受けて可視化伴走型経営支援(アイコンサービス)など各種サービス・機器販売の成長、電力サービスの成長、新たに連結に加わったグループ会社の寄与などにより、前年同期比10.4%増となった。主力のフォーバルビジネスグループの売上高は、同20.7%増と全社の増収をけん引した。「F-Japan構想」の全国への浸透に伴い可視化伴走型経営支援(アイコンサービス)の顧客企業数が増え契約単価が上昇したほか、セキュリティやサーバー関連の成長、新たに連結に加わったグループ会社などが増収に寄与した。フォーバルテレコムビジネスグループは、電力サービスの増加を主因に増収となったが、売上原価が上昇したために減益となった。総合環境コンサルティングビジネスグループは、業務用需要の工事時期の偏りなどにより減収及び損失計上となったが、中期的な太陽光発電システムやLEDの需要拡大のトレンドに変化はない。人的資本経営コンサルティングは、セミナー等のプログラム更新の関係で一時的に業績が低下した。
利益に関しては、売上総利益が、可視化伴走型経営支援(アイコンサービス)の拡大などにより、前年同期比538百万円増(前年同期比10.3%増)となった。一方で販管費は、同534百万円増(同11.2%増)と一定の伸びに抑えた。これらの結果、営業利益は同4百万円増(同1.1%増)となった。なお、親会社株主に帰属する四半期純利益の減少は、法人税等調整額が前年同期に比べ65百万円増加したことによる。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田秀夫)《EY》
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