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点検で安心ドライブ! 9・10月は自動車点検強化月間 国交省
令和6年自動車点検整備推進運動ポスター(画像:国土交通省発表資料より)[写真拡大]
国土交通省は、9~10月を「自動車点検整備推進運動」の強化月間としており、業界団体などと連携して自動車ユーザーに点検・整備の重要性を訴える啓発活動を全国で展開している。自動車の故障を未然に防ぎ、環境に優しいエコドライブの普及を目指す。
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最近の自動車は、昔に比べて故障しにくくなったと感じている人が多いかもしれない。だがエンジンや足回りなど、自動車の主要な部品は、昔も今もほとんど同じ材料で作られている。そのため、自動車は長く乗っていると必ず劣化し、さまざまなトラブルを引き起こす可能性がある。
自動車の日常点検は、道路運送車両法第47条の2で義務付けられている。クルマの使用者は、走行距離や運行状態などから判断した適切な時期に点検を行う義務があるとしており、自動車の安全性を確保し、交通事故を防ぐために非常に重要なことだ。
日常点検は、難しいことをする必要はない。タイヤの空気圧をチェックしたり、ワイパーのゴムの状態を確認したりするだけでも、安全な運転につながる。またボンネットを開けて、ブレーキ液、冷却水、エンジンオイル、バッテリー液、ウインドウウォッシャー液の量などを確認するのも良いだろう。
このような点検が難しいという人でも、日頃クルマを使用していれば、普段と異なる異音やにおい、振動などで故障を早期に発見できるため、少しでも異常を感じたら整備工場で点検してもらうのも良いだろう。
車検を2年に1回行っているから、点検など必要ないと考える人もいるだろう。だが車検は、法律で定められた基準を自動車が満たしているかを確認するもので、次の車検まで故障しないことを保証するものではない。そのため、日常的な点検を怠らず、自動車の状態を常に良好に保つことが大切だ。
国交省では現在、チラシや小冊子の配布に加えて、オリジナルのアニメキャラクター「点検整備やらナイト」を用いて点検・整備の重要性をわかりやすく解説した動画を作成し、特設サイトや各種SNSで公開している。他にも、無料点検やマイカー点検教室等のイベントを全国各地で開催する。(記事:小泉嘉史・記事一覧を見る)
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