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Pウォーター Research Memo(7):収益性が向上し、財務基盤の強化が進む
*14:57JST Pウォーター Research Memo(7):収益性が向上し、財務基盤の強化が進む
■プレミアムウォーターホールディングス<2588>の業績動向
2. 財務状況
2024年3月末の資産合計は前期末比12,533百万円増の99,406百万円となった。そのうち流動資産は4,239百万円増となり、現金及び現金同等物と営業債権及びその他の債権が増加したことが主な要因となった。非流動資産は8,294百万円増加の54,605百万円となり、有形固定資産と持分法で会計処理されている投資の増加が主な要因となった。新規顧客獲得が順調に進捗していることや期中のM&Aの影響が財務状況に表れている。
負債合計は前期末比9,404百万円増の76,636百万円となった。そのうち流動負債は644百万円増となり、営業債務及びその他の債務が増加(3,783百万円増)及び有利子負債の減少(2,838百万円減)が主な要因である。非流動負債は8,760百万円増となり、有利子負債の増加(8,760百万円増)が要因である。資本合計は3,129百万円増加の22,770百万円となった。主な増加要因は、親会社の所有者に帰属する当期利益の計上及び配当金の支払いの結果、利益剰余金が増加したことが要因である。
経営指標では、流動比率が158.5%(前期末は146.9%)と一定の短期的な安全性を維持する。親会社所有者帰属持分比率は22.9%と前期末の22.6%からの改善傾向が続く。現在は利益が拡大するフェーズに入っており、内部留保が蓄積し続けていることから、中期的な目標であった親会社所有者帰属持分比率20%以上を維持しており、今後は成長しながら、親会社所有者帰属持分比率30%を目指す。なお、期中にA種優先株の取得と消却(28株、2,823百万円)を行っており、親会社所有者帰属持分比率で2.4%程度の低下要因となった。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田秀夫)《HN》
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