タナベ Research Memo(2):経営層が抱える戦略課題に対し専門チームが支援するチームコンサルティング(1)

2024年8月2日 13:12

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記事提供元:フィスコ

*13:12JST タナベ Research Memo(2):経営層が抱える戦略課題に対し専門チームが支援するチームコンサルティング(1)
■事業概要

1. 会社概要
タナベコンサルティンググループ<9644>は1957年に創業した日本の経営コンサルティングのパイオニアであり、業界大手の一角を占める。大企業から中堅・中規模企業に対して、経営戦略の策定から経営オペレーションの実装・実行までを一気通貫で支援できる経営コンサルティングモデルを地域密着で構築している。高度化する経営課題に対して、チームコンサルティングを提供することで、顧客企業の持続的成長を支援している。

(1) チームコンサルティング3つのメソッド
業種・地域特性・戦略課題を熟知した専門コンサルタントで組成されるチームが、顧客企業の経営層・リーダー(トップマネジメント)が抱える固有の経営課題の解決を一気通貫で支援する。

(a) メソッドI:トップマネジメントアプローチ
主要な顧客ターゲットは大企業から中堅・中規模企業の経営層・リーダーや行政・公共の長といったトップマネジメントであり、これら顧客が抱える様々な経営課題を支援している。

(b) メソッドII:チームコンサルティング
経営コンサルティング領域としては、中長期ビジョンや経営戦略・業種別事業戦略の策定などを支援する「ストラテジー&ドメイン」、DXビジョンの策定からDXの具体的な実装・実行支援を行う「デジタル・DX」、HRビジョンを策定し人事制度、人材採用・教育、働き方改革など人的資本に関わる領域を支援する「HR」、企業価値向上の実現のために、事業承継やコーポレートファイナンス、クロスボーダーも含めたデューデリジェンス、PMIまで一気通貫のM&A支援を行う「ファイナンス・M&A」、国内外でのブランド戦略の立案から実行支援、クリエイティブ、PR・広報までを一気通貫で提供する「ブランド&PR」の5領域がある。個社の経営課題に合わせて、各経営コンサルティング領域における戦略を熟知した専門コンサルタントに加え、業種に精通した専門コンサルタントと地域特性を熟知した専門コンサルタントがチームとなり、全方位で支援している。

(c) メソッドIII:一気通貫の支援モデル
経営層・リーダー(トップマネジメント)をチームで支え、経営の上流であるパーパスや戦略の策定からDX等の経営オペレーションの実装・実行(中流~下流)までを一気通貫で支援し、高い契約継続率を実現している。

事業所については、北海道から沖縄までの全国主要10都市に長年展開している。同業のなかで、経営コンサルタントが拠点に常駐し地域に根付いたファーム形式で全国展開し、地域密着型の経営コンサルティングサービスを提供できることは同社の特色であり、強みである。また、各種経営コンサルティングサービスの企画・ディレクションや他社とのアライアンス、コンサルティング現場などから収集した経営情報を分析・情報発信する機能をもつ戦略総合研究所に加え、IR・SR・PR、人材採用、M&A、サステナビリティなどのコーポレート機能を大阪・東京の両本社に設置することで、全国へのサポート機能の充実を図っている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)《SO》

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