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スパークス G Research Memo(6):大幅増収増益、残高報酬、期末運用資産残高は過去最高を更新(2)
*13:46JST スパークス G Research Memo(6):大幅増収増益、残高報酬、期末運用資産残高は過去最高を更新(2)
■スパークス・グループ<8739>の業績動向
3. 財務状況と経営指標
2024年3月期末の資産合計は前期末比6,729百万円増の46,112百万円となった。これは主に流動資産において現金及び預金が38百万円、固定資産において投資有価証券が5,852百万円増加したことなどによる。負債合計は同1,356百万円増の14,692百万円となった。これは主に流動負債において未払法人税等が700百万円、固定負債において長期借入金が2,000百万円増加したことなどによる。純資産合計は同5,372百万円増の31,419百万円となった。これは主に利益剰余金が4,073百万円、その他有価証券評価差額金が1,489百万円増加した一方で、資本剰余金が404百万円減少したことなどによる。
財務状況については、流動比率が414.4%、固定比率が60.4%、自己資本比率が68.2%となった。流動比率、固定比率ともに健全な数値であり、長短の手元流動性に問題はないと弊社は考える。自己資本比率も高い水準である。
4. 2025年3月期の業績見通し
2025年3月期の業績予想については、主事業である投信投資顧問業は業績が経済情勢や相場環境によって大きな影響を受けるため将来の業績予想は難しいと認識し、開示していない。ただし、2024年4月の月末運用資産残高が1兆8,933億円と過去最高水準でスタートしたことに加えて、マーケット環境も堅調な見通しであることから、残高報酬が引き続き高い水準で推移するだろうと弊社は見ている。運用資産残高については、新たに設立した「宇宙フロンティア2号ファンド」と「スパークス・グリーン蓄電所ファンド」が増加要因となることが期待される。
株式市場の堅調維持に伴って成功報酬が伸長し、残高報酬についても、「プライベート・エクイティ」をけん引役に堅調に推移すると弊社では見ている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 清水陽一郎)《SO》
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