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リソル Research Memo(4):インバウンドゴルファーが拡大、フェアウェイフロントヴィラ事業も好調
*13:04JST リソル Research Memo(4):インバウンドゴルファーが拡大、フェアウェイフロントヴィラ事業も好調
■事業内容
3. ゴルフ運営事業
ゴルフ運営事業では全国で18コース(運営提携2コース含む)を運営、立地やブランド、サービスなど、ゴルフ場の特性に合った独自の運営スタイルで様々な顧客ニーズに対応している。コロナ禍ではコンペや宴会といった法人需要の減少で短期業績への打撃が大きかったものの、逆に密を避けられる安全な屋外スポーツとして、若者やレディース、80代の後期高齢者を含むシニアを中心に個人の利用が増加した。アフターコロナのなかで減速が懸念されたが、特にレディースやシニアを中心に利用の増加が継続、これにインバウンドゴルファーの急増も加わって、大変な活況となっている。このためリソルホールディングス<5261>は、新規顧客やリピーター客を確保するため、インバウンドゴルファー向けにサービスを整備、シニア・レディース向けには食事やサービスなどソフト面ばかりでなく、ティーグラウンドの拡張などハード面でもバージョンアップを図っている。
ゴルフ場の好調を背景に、同社はゴルフ場の取得も積極的に進めている。2023年2月〜3月に同社のゴルフ場運営を高く評価していた東急不動産(株)から、関西カントリークラブ(京都府亀岡市、18ホール)、三木よかわカントリークラブ(兵庫県三木市、27ホール)、望月リソルゴルフクラブ(長野県佐久市、18ホール)、有田リソルゴルフクラブ(和歌山県有田郡、18ホール)の4ゴルフ場を譲り受け、それぞれ営業を開始した。また、入間カントリー倶楽部(埼玉県入間郡、18ホール)は2023年9月に営業を開始、東京から1時間以内の至便なロケーションやコースコンディションに定評があり、ダイナミックなプレーが楽しめる丘陵林間コースとして人気がある。2024年1月には大月カントリークラブ(山梨県大月市、18ホール)の運営提携を開始している。
同社は、国内旅行の長期化への対応のみならず、世界的に増加しているゴルフを目的に旅行するゴルフツーリズムにも対応した新規事業として、フェアウェイフロントヴィラ事業に注力している。ゴルフコースに隣接した抜群の眺望の「スパ&ゴルフリゾート久慈」に続き、2022年11月に開業した「瀬戸内ゴルフリゾート」のフェアウェイフロントヴィラは、コースと一体化したウッドデッキテラスから雄大なゴルフコースと瀬戸内海の絶景を同時に堪能できる。現在、富士山とフェアウェイの眺望が堪能できる「大熱海国際ゴルフクラブ」でヴィラの新設計画を進めているほか、他のコースでもヴィラの新設を検討している。一方で、「ホテルリソルトリニティ博多」と「唐津ゴルフ倶楽部」や、「関西カントリークラブ」と京都の3ホテルなどのように、ホテル運営事業とゴルフ運営事業の連携によるゴルフツーリズムの裾野拡大にも対応しており、海外へ向けて積極的に訴求していく計画である。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 宮田仁光)《SO》
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