東証グロ-ス市場250指数は続落、引き続きプライム市場優勢の地合い

2024年7月10日 17:01

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記事提供元:フィスコ

*17:01JST 東証グロ-ス市場250指数は続落、引き続きプライム市場優勢の地合い
東証グロース市場指数 843.18 -4.03 /出来高2億786万株/売買代金1607億円東証グロース市場250指数 654.51 -3.42 /出来高1億1704万株/売買代金1235億円

 本日のグロース市場は、東証グロース市場指数、東証グロース市場250指数ともに続落。値上がり銘柄数は182、値下り銘柄数は365、変わらずは31。
 9日の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は52.82ドル安(-0.13%)の39291.97ドル、ナスダックは25.55ポイント高(+0.14%)の18429.29、S&P500は4.13ポイント高(+0.07%)の5576.98で取引を終了した。パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の議会証言を控えて様子見気配が強まり、寄り付き後、まちまち。議長が証言で最近のデータで経済や労働市場の減速が見られると言及したため、警戒感からダウは下落に転じた。一方、ナスダックはハイテクの買いが継続し、底堅く推移し6日連続で過去最高値を更新し、まちまちで終了した。
 米国株高安まちまちだったことなどから、グロース市場も前日終値水準で取引を開始。方向感に乏しい地合いのなか、日経平均が大引けにかけてじりじりと上昇するなど、引き続きプライム市場に関心が向かったことで、グロース市場指数、グロース市場250指数ともにさえない推移となった。売買代金は前日比で増加したものの、両指数ともに75日移動平均線に上値を抑えられた。
 個別では、前日急騰したアスカネット<2438>、ステムリム<4599>、WTOKYO<9159>が売り優勢となった。時価総額上位銘柄では、インテグラル<5842>、カバー<5253>が売り優勢となった。値下がり率上位銘柄では、地域新聞社<2164>、グリッド<5582>がランクイン。
 一方、有価証券報告書提出で監理銘柄(確認中)の指定が解除されたことからエネチェンジ<4169>がストップ高。また、「パーキンソン病」と「うつ病」を対象とした薬の特定臨床研究結果の速報が材料視されて坪田ラボ<4890>もストップ高となった。時価総額上位銘柄では、プライム市場への変更を発表したMacbeeP<7095>が買われたほか、アドベンチャー<6030>、サンウェルズ<9229>も上昇。値上がり率上位銘柄では、セルシード<7776>、NPC<6255>、コージンバイオ<177A>がランクイン。
 なお、東証グロース市場Core指数では、MacbeeP、アドベンチャー、サンウェルズのほか、フリー<4478>、ティーケーピー<3479>が買われた。


[東証グロース市場 上昇率・下落率上位10銘柄]

・値上がり率上位10位
|コード|銘柄 | 現値| 前日比| 前比率|
1| 4169|エネチェンジ | 288| 80| 38.46|
2| 4890|坪田ラボ | 474| 80| 20.30|
3| 4424|Amazia | 521| 80| 18.14|
4| 7776|セルシード | 751| 100| 15.36|
5| 6255|NPC | 1350| 153| 12.78|
6| 4427|EduLab | 394| 36| 10.06|
7| 177A|コージンバイオ | 2009| 157| 8.48|
8| 3814|アルファクス | 484| 37| 8.28|
9| 4896|ケイファーマ | 802| 57| 7.65|
10| 4892|サイフューズ | 789| 56| 7.64|

・値下がり率上位10位
|コード|銘柄 | 現値| 前日比| 前比率|
1| 2164|地域新聞社 | 486| -116| -19.27|
2| 4173|WACUL | 449| -67| -12.98|
3| 6026|GMOTECH | 10180| -1430| -12.32|
4| 2438|アスカネット | 633| -67| -9.57|
5| 206A|PRISMBio | 572| -48| -7.74|
6| 4599|ステムリム | 426| -34| -7.39|
7| 5582|グリッド | 2267| -164| -6.75|
8| 3474|Gファクトリー | 600| -39| -6.10|
9| 4564|OTS | 32| -2| -5.88|
10| 9159|WTOKYO | 3005| -180| -5.65|《FA》

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