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「ディオール」が2025クルーズコレクションをスコットランドで発表
© Sam Copeland © Drummond Castle
「ディオール(DIOR)」が、2024年6月3日にスコットランドのエディンバラで2025クルーズコレクションのショーを開催した。
マリア・グラツィア・キウリによるクルーズコレクションは、世界各地にあるクリスチャン・ディオールの足跡を辿るというアプローチで製作している。今シーズンは、1955年に創設者ムッシュ・ディオールが、スコットランドのパースシャーにあるザ・グレンイーグルス・ホテルのボールルームで作品を発表したことから、スコットランドを発表の地にしたという。
建築と歴史の宝庫であるドラモンド城の庭園で発表されたショーは、スコットランドの豊かなテキスタイルの遺産と何世紀も続く工芸を讃えている。ショーの前半では、同地の象徴となるテキスタイルであるタータンを採り入れたルックが多く登場。スコットランドで作ったオリジナルのものと再解釈したものを使用。ドレスをさまざまな丈でデザインし、コートやケープには大きなフードを用いている。ストラップやワンショルダーのトップスやラップスカートなどで魅せる大胆な肌見せ、ミニスカートやマイクロパンツ、レインブーツ、ハーネスで作り上げるパンキッシュなスタイリングなど前衛と保守を組み合わせた。メンズウェアの生地から引用したグレーが採用されたスモールジャケットや、ブラックベルベットのブランデンブルクボタンをあしらったアイコニックな「バー」ジャケットも特徴的だ。後半はレースや刺繍などを用いたドレスのストーリーに移行した。
このコレクションではスコットランドのシンボルであるユニコーンとアザミの花を、「ミルフルール」モチーフの新たなバリエーションとして昇華。また、これらのモチーフを紋章刺繍に転用し、16世紀のスコットランド女王で「クイーン オブ スコッツ」と呼ばれて親しまれたメアリー・スチュアートの紋章をコレクションピースにあしらった。
バリエーション豊かな素材づかいはレガシーとも言えるメーカーとの協業がもたらせたもの。ツィードの「ハリス・ツイード」や「ジョンストンズ・オブ・エルギン」、カシミヤの「エスク・キャシュマー」、帽子の「ロバート・マッキー」らの魅力を最大限引き出したアイテムにも注目だ。
© Adrien Dirand © Drummond Castle
来場セレブリティ
Courtesy of DIOR
■「ディオール」公式サイト
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※この記事はアパレルウェブより提供を受けて配信しています。
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