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アイフリークモバイルは25年3月期黒字予想
(決算速報) アイフリークモバイル<3845>(東証スタンダード)は5月15日の取引時間中に24年3月期連結業績を発表した。コンテンツ事業における一部サービス終了や既存アプリ改修に関する先行投資、コンテンツクリエイターサービス(CCS)事業における既存顧客への単価改定遅れ、ベースアップによる原価上昇などの影響で赤字だった。25年3月期は黒字予想としている。コンテンツ事業では新しい知育アプリ開発や協業パートナー拡大によるBtoB販路拡大、DX事業(CCS事業の名称変更)では専門領域に特化したエンジニアの育成や収益性の高い案件の獲得などを推進する方針だ。積極的な事業展開で収益改善基調を期待したい。株価は2月の年初来安値に接近して軟調だが、売り一巡して出直りを期待したい。
■24年3月期は赤字、25年3月期は黒字予想
24年3月期連結業績は売上高が23年3月期比1.3%減の25億71百万円、営業利益が95百万円の損失(23年3月期は84百万円の利益)、経常利益が76百万円の損失(同1億50百万円の利益)、親会社株主帰属当期純利益が99百万円の損失(同1億48百万円の利益)だった。
コンテンツ事業における一部サービス終了や既存アプリ改修に関する先行投資、コンテンツクリエイターサービス(CCS)事業におけるエンジニアのベースアップによる原価上昇、既存顧客への単価改定遅れなどの影響で赤字だった。
コンテンツ事業は売上高が44.6%減の1億51百万円、セグメント利益(全社費用等調整前営業利益)が39百万円の損失(23年3月期は8百万円の利益)だった。一部サービスの終了(チャット機能を搭載した決済承認ワークフローシステムのアプリサービス「Challet」を23年10月に終了)などで減収となり、利益面では既存アプリ改修に関する先行投資費用の発生なども影響した。
コンテンツクリエイターサービス(CCS)事業は、売上高が3.8%増の24億19百万円、セグメント利益が36.8%減の2億10百万円だった。稼働率が比較的高い水準で推移したことや、エスティーエーグループおよびスマートテックグループから事業の一部を譲り受けたことなどにより増収だが、利益面はエンジニアのベースアップによる原価上昇、既存顧客への単価改定遅れなどの影響で減益だった。
全社ベースの業績を四半期別に見ると、第1四半期は売上高が6億49百万円で営業利益が4百万円の損失、第2四半期は売上高が6億13百万円で営業利益が48百万円の損失、第3四半期は売上高が6億44百万円で営業利益が39百万円の損失、第4四半期は売上高が6億65百万円で営業利益が4百万円の損失だった。
25年3月期の連結業績予想は売上高が24年3月期比10.3%増の28億37百万円、営業利益が56百万円(24年3月期は95百万円の損失)、経常利益が54百万円(同76百万円の損失)、親会社株主帰属当期純利益が53百万円(同99百万円の損失)としている。
コンテンツ事業ではBtoC向けの新しい知育アプリ開発、絵本制作、絵本レンタルのBtoB事業運営、協業パートナー拡大によるBtoB販路拡大、DX事業(CCS事業の名称変更)ではセキュリティ・AI・RPA・IoT等の専門領域に特化したエンジニアの育成、既存取組案件における商流改善、収益性の高い案件の獲得などを推進する方針だ。積極的な事業展開で収益改善基調を期待したい。
■株価は売り一巡
株価は2月の年初来安値に接近して軟調だが、売り一巡して出直りを期待したい。5月16日の終値は89円、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS3円02銭で算出)は約29倍、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS37円38銭で算出)は約2.4倍、そして時価総額は約16億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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