NY外為:英中銀、予想通り6会合連続で金利据え置き、6月の利下げ確率高まりポンド売り圧力

2024年5月10日 01:11

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記事提供元:フィスコ

*01:11JST NY外為:英中銀、予想通り6会合連続で金利据え置き、6月の利下げ確率高まりポンド売り圧力
英中銀は金融政策決定会合で市場の予想通り6会合連続で政策金利を16年ぶりの高水準である5.25%に据え置くことを決定した。7対2の決定。ディングラ委員に加えあらたにラムズデン副総裁も利下げに投じた。

声明では「インフレ持続のリスクは後退している」と利下げに傾斜。ベイリー総裁も「状況が正しい方向に向かっていると楽観」と述べた。

短期金融市場では英中銀の6月の利下げを織り込んだ。ポンド・ドルは政策発表直後にポンド売りが加速し、1.2446ドルまで下落後、米雇用関連指標を受けたドル売りに1.2522ドルまで上昇したが1.2500ドル前後で伸び悩んだ。ポンド・円は194円07銭まで下落後、194円80銭まで反発も194円70銭で伸び悩み。ユーロ・ポンドは0.8620ポンドまで上昇後、0.8595ポンドへ反落も、再び0.8614ポンドまで上昇した。


[金融政策]
・英中銀:政策金利を5.25%に据え置きとすることを決定
「政策委員7人が据え置き支持、2人が利下げに投票」
「インフレ持続のリスクは後退している」
「インフレ予想は26年4-6月に1.9%、27年4-6月は1.6%に」

・ベイリー英中銀総裁
「状況が正しい方向に向かっていると楽観」
「為替と市場動向を注視」《KY》

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