新興市場銘柄ダイジェスト:アジャイルは大幅に反落、テックファムがストップ高

2024年4月22日 17:01

印刷

記事提供元:フィスコ

*17:01JST 新興市場銘柄ダイジェスト:アジャイルは大幅に反落、テックファムがストップ高


<145A> エルイズビー 968 +68
大幅に反発。横井太輔社長CEOが投資家向けのYouTubeチャンネルに「銘柄勉強会」と題して出演したと発表している。横井氏は「黒字を維持しながら成長したい」と強調した上で、ARR(年間経常収益)が増加している要因として「比較的大きな案件を取れているほか、顧客の数も増えている」などと説明。今後も「まだ10億円規模の会社であり、(売上高は)30%成長で桁が変わるまではいけると思っている」との姿勢を示している。

<5256> Fusic 3275 +100
大幅に反発。デジタル地図開発プラットフォームを手掛けるマップボックス・ジャパン(東京都港区)と革新的な地図情報サービスの開発と提供を目的にパートナー契約を締結したと発表している。Fusicはマップボックス・ジャパンのSaaS型地図開発プラットフォーム「Mapbox」を活用したシステムの開発受託業務を行い、人工衛星データ利活用、AI、クラウド、IoT技術を組み合わせた地図ソリューションの創出に取り組む。

<3625> テックファム 609 +100
ストップ高。AIを活用した最新の3D技術「3D Gaussian Splatting」による3Dモデル生成ソリューションサービスの提供を開始したと発表している。従来の技術では再現が難しかった人の髪の毛や表情、衣服の素材感など細部まで生成可能で、撮影時間やデータ容量も大幅に縮小したという。アパレル業界やエンターテインメント業界、各種メーカー、ペット業界など幅広いジャンルでの利用を見込んでいるとしている。

<2497> UNITED 849 +15
大幅に反発。空間音響技術「Re:Sense」を開発するクレプシードラ(東京都大田区)へ出資したと発表している。鼓膜の振動を再現する空間録音技術とAIによる独自の音声補正技術で、音の臨場感や質感、人の気配感を忠実に再現する技術。また、VR店員ソリューション「xR Cast」を提供するkiwami(東京都千代田区)にも出資する。オペレーターが遠隔でバーチャルキャラクターを担当し、少人数で複数店舗の対応が可能という。

<6573> アジャイル 151 -22
大幅に反落。東証が22日から信用取引に関する規制措置を強化したことが嫌気され、売り優勢となっている。新規の売付及び買付に係る委託保証金率が50%以上(うち現金20%以上)となった。日証金も増担保金徴収措置を実施している。アジャイルメディア・ネットワーク株は2日に上場来安値を付けた後は大きく買われる場面があり、前営業日の19日も12%以上上昇したため、値幅取りの売りも出ているとみられる。

<2998> クリアル 4200 +310
大幅に反発。オーストラリア・シドニー近郊の総額3950万豪ドルの物流施設開発プロジェクトにプライベートクレジットによる投資を実行したと発表している。投資金額は非開示。シドニー近郊のキラウィーでのセルフストレージ及び倉庫の開発プロジェクトへの投資で、クリアルとして初の海外案件。将来的には、海外のプライベートクレジット投資商品と自社のクラウドファンディングプラットフォームを融合させることを目指す。《ST》

関連記事