今年の花粉は、例年よりも多く飛ぶ! 家の中でもできる花粉対策のトレンドは?

2024年3月3日 18:54

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記事提供元:エコノミックニュース

花粉症とひとくくりに言っても、そのアレルギー症状の強さや出方は人によって大きく異なる

花粉症とひとくくりに言っても、そのアレルギー症状の強さや出方は人によって大きく異なる[写真拡大]

 今年も花粉の季節がやってきた。日本気象協会が発表した2024年の花粉飛散予測(第3報)によると、スギ花粉の飛散時期は、九州・四国・中国・東海・関東甲信の一部で2月上旬から、近畿は2月中旬、北陸、東北南部は2月中旬から下旬、東北北部は3月上旬から中旬と予測されており、今年は例年並みか例年より少し早く、スギ花粉のシーズンが始まりそうだ。また、ヒノキ花粉は3月中旬から4月中旬がピークとみられ、花粉の飛散量はいずれも、多くの地域で例年並みかやや多いと見込まれている。

 花粉症とひとくくりに言っても、そのアレルギー症状の強さや出方は人によって大きく異なる。その為、症状のタイプに合わせて、適切な治療や対策、予防などを行うことが大切だ。その一方で、症状の如何に関わらず、花粉症対策として共通する最も重要なことは、花粉との接触をできる限り避けることでもある。体に接触したり、体内に入ったりする花粉を少しでも減らすことができれば、当然、アレルギー症状を軽減することができる。

 その最も基本的且つ重要な対策は、外出時にできる限り露出を防ぐことだ。外出時はマスクや眼鏡、帽子を着用し、鼻や目、皮膚に花粉が付着しないようにするようにしたい。

 例えば、株式会社インターメスティックがフランチャイズ展開する眼鏡量販店「Zoff」では、長年にわたる花粉メガネの開発から生み出した新構造の花粉対策メガネ「AIR VISOR ULTRA+」を発売している。同製品は花粉や飛沫を最大99%カットしてくれる上、マスクをしても曇らないレンズを搭載しているので安心だ。度付きはもとより、度の入っていないレンズも選択できるので、視力の良い人からの需要も高い。

 衣服も、毛羽のある素材の上着やマフラー、ウールのコートなどは花粉が付着しやすいため、避けた方がいいだろう。それでも不安な場合は、洗濯洗剤や衣類用スプレーなどに花粉対策が施されたものを利用するといいだろう。例えば、花王の「リセッシュ除菌EX プロテクトガード」などは、衣類を着る前、寝具を外干しする前などにスプレーするだけで静電気の発生を抑えてくれるので、空気中に漂う花粉など微粒子の付着を手軽に抑えることができる。

 また、花粉対策としては外出時のガードばかりに注目が集まりがちだが、仕事場や家の中に花粉を持ち込まないこと、たとえ持ち込んでも、それをできる限り除去することも重要だ。

 新型コロナウイルス感染症の蔓延で、日本でも多くの家庭に空気清浄機が普及したが、それだけでは心許ない。廊下や洗面所、トイレなどまでは個別の空気清浄機ではカバーしきれないからだ。

 そこで注目されているのが、家の空調を一元化して均一化する「全館空調システム」である。近年、新築物件などでは、邸内の寒暖差によるヒートショックの防止や、外観や内観の美観面、スマートホーム化などの観点から、採用するオーナーが増えている。

 例えば、株式会社AQ Groupのアキュラホームが勧めている全館空調システム「匠空調・S」で使用している、換気の高性能フィルターで花粉などの侵入を防ぐ上、室内の空気もフィルターを通して清潔な空気を循環してくれる。

 ちなみに全館空調で最も気にされるのは光熱費だが、同社のシミュレーションによると、個別エアコンで間欠運転をした場合の光熱費と、匠空調を24時間稼働し続けた場合の光熱費の差額は、なんとたったの月約300円程度だったという。月300円程度の光熱費増で花粉症やハウスダスト、ヒートショックの対策ができ、家中のどこにいても快適な生活を送れるのなら安い出費といえるだろう。部屋数が多い住宅や、床暖房や石油ファンヒータなどをエアコンと併用して使っているような家庭では逆に、全館空調にすることで割安になるかもしれない。さらに「匠空調・S」では10年の延長保証に変更することもできる。

 外出時の防御策を万全にし、家の中の空気も常にきれいに保つことができれば、花粉の多いシーズンも乗り越えやすくなるだろう。まずは出来ることからはじめて、少しでも快適な春を過ごしていただきたい。(編集担当:今井慎太郎)

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