【株式市場】日経平均は4日ぶりに反落し260円安、直近3日間で1800円上げ大台回復のため小休止の見方

2024年2月14日 16:08

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

【日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部】

◆日経平均は3万7703円32銭(260円65銭安)、TOPIXは2584.59ポイント(27.44ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は後場増加し19億898万株

 2月14日(水)後場の東京株式市場は、ソニーG<6758>(東証プライム)やホンダ<7267>(東証プライム)が一段持ち直して始まり、住友商事<8053>(東証プライム)やキヤノン<7751>(東証プライム)は大きく持ち直した後も値を戻すなど、全般は反落相場だが回復に転じる銘柄が目立った。日経平均は13日までの3日間で1800円上げ、一時1990年以来の3万8000円を回復したため、目先は一服する方が先々高騰しやすくなるとされ、中盤に369円50銭安(3万7594円47銭)まで下げたものの底堅く、大引けは100円ほど持ち直して4日ぶりの反落となった。

 後場は、イトーキ<7972>(東証プライム)が引き続きストップ高買い気配のまま大引けまで値がつかず、12月決算の最高益と今期の続伸予想、大幅増配、株主優待の開始、自社株買いなど好感され値付かずのままストップ高。東和薬品<4553>(東証プライム)は前引けにかけてダレたが再び次第高で14時過ぎにストップ高となり四半期決算の大幅増益など好感。さくらインターネット<3778>(東証プライム)は一段と上げて中盤からストップ高となり1000億円規模の大型投資報道など材料視。ソケッツ<3634>(東証スタンダード)は後場一段高で2日連続ストップ高となりカナダ企業との提携など材料視。クルーズ<2138>(東証スタンダード)は発行株数の33%規模の自社株買いなど材料視され大引けまで気配値のままストップ高。unerry(うねりー)<5034>(東証グロース)は四半期決算の赤字縮減と通期黒字化予想などで前場ストップ高に達したまま後場は大引けまで買い気配。

 東証プライム市場の出来高概算は増加し19億898万株(前引けは9億8262万株)、売買代金は5兆1900億円(同2兆7232億円)。プライム上場1657銘柄のうち、値上がり銘柄数は324(前引けは190)銘柄、値下がり銘柄数は1319(同1443)銘柄。

 東証33業種別指数は5業種(前引けは海運、その他製品の2業種)の値上がりにとどまり、海運、その他製品、石油石炭、医薬品、小売り、が値上がりした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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