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名鉄・神宮前駅の商業施設、名称は「あつたnagAya」に 2024年9月開業へ
名古屋鉄道が名古屋市の神宮前駅西街区で開発している商業施設の名称が、「あつたnagAya(ながや)」(熱田区神宮)と決まった。開業は2024年9月の予定で、木造平屋建て3棟に地域の銘店や地域食材を扱う飲食店などを集め、熱田神宮へ向かう参拝客、観光客らを出迎える。
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名称は地名の「熱田」をひらがな表記にし、読みやすさと日本らしさを表現した。平屋の木造建築物に小区画の店舗が並ぶ形状が長屋に似ていることから、名称に使用し、名古屋弁の特徴的な語尾「がや」を末尾に置いて名古屋らしさを強調している。
施設は、熱田神宮の東隣に位置する神宮前駅西街区約7,000平方メートルに整備されている。木造平屋建ての3棟で構成され、合計約1,100平方メートル。15店程度が入居する。9月から工事に入っており、2024年9月に第1期、12月に第2期開業を予定している。
材料に愛知県産のスギ・ヒノキ材を使用し、伝統的な木造建築の手法を取り入れる。木の部分を多く見せるデザインで、屋根を純和風に仕上げるなど、訪日外国人観光客の目を引き、熱田神宮前で営業する商業施設にふさわしい形にする。
出店する店舗は公表されていないが、地域で長く愛されている名古屋の銘店や、食べ歩きを楽しめる地元食材の飲食店、地域の伝統や文化を感じられる店舗などを集めることにしている。
コロナ禍が一段落して欧米や韓国、台湾、東南アジアなどから多くの訪日外国人観光客が戻ってきた。首都圏や京阪神、富士山がある静岡県、白川郷がある岐阜県飛騨地方などオーバーツーリズムと思えるほどの観光客ラッシュにわく地域がある一方、名古屋市はそこまでの状況に至っていない。
熱田神宮前で営業するあつたnagAyaは、名古屋市の観光地の魅力度アップにひと役買う役割も担っている。(記事:高田泰・記事一覧を見る)
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