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棺内のドライアイスで二酸化炭素中毒が疑われる死亡事故、国民生活センターが注意喚起
記事提供元:スラド
国民生活センターによると、葬儀の際に棺内に置かれているドライアイスが原因で、二酸化炭素中毒になる事例が発生しているようだ(国民生活センター)。21日に公表された情報によれば、
・葬儀場でドライアイスを敷き詰めた棺桶の小窓を開けた際に意識不明になり、病院で死亡
・葬儀場でドライアイスを敷き詰めた棺桶内に顔を入れて死亡
・自宅でドライアイスを敷き詰めた棺桶内に顔を入れて死亡
といった事故事例があるという。国民生活センターが実施した実験によると、棺の蓋を閉めた状態では、二酸化炭素濃度が20分後には30%を超え、4時間後には90%前後と一定の数値になった。酸素濃度はテストの1時間後に意識消失に陥る10%程度まで低下したとしている。
注意すべきポイントとしては、高濃度の二酸化炭素を吸い込まないようにするため、棺内に顔を入れる際には注意が必要だとしている。また、十分な換気を行い、一人でなく複数人で見守ることが勧められている。気分が悪くなった場合は、棺から離れて換気の良い場所に移動し、異常があれば即座に119番に通報するよう注意喚起している。
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