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ウエルシア薬局、全国449店舗に熱中症対策の避難場所など設置 9月末まで
ウエルシア薬局島田金谷店内のウエルカフェ(ウエルシアホールディングス発表資料より)[写真拡大]
ドラッグストア大手のウエルシアホールディングスは、全国449のウエルシア薬局店舗に熱中症対策の避難場所、市町村長指定のクーリングシェルターを設置した。今年の夏がかつてない猛暑になったためで、厳しい残暑が予想される9月末まで継続する。
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避難場所などを設置した店舗は、岩手県から熊本県までにあるグループのウエルシア薬局店舗。このうち、静岡県島田市の4店舗には、国が熱中症特別警戒情報発令時に市町村長が一般開放できる施設として指定するクーリングシェルターを設置。残り445店舗は地域協働コミュニティスペースの「ウエルカフェ」に、熱中症対策の避難場所となる「夏の涼み処」を置いた。開放時間は午前8時半から午後5時15分まで。
グループ企業のドラッグストア・調剤薬局「コクミン」も、大阪府内の17店舗に猛暑からの避難場所を設け、グループ全体で熱中症対策を進めている。
世界気候機関(WMO)によると、今年の夏は6月が史上最も暑かったほか、7月7日の世界平均気温が最高値を更新するなど、記録的な猛暑が続いている。東京都内でも最高気温が30度を超す真夏日が8月15日で41日連続となり、40日連続の最長記録を更新した。7年ぶりに発生したエルニーニョ現象が世界の平均気温をさらに高める可能性があり、世界的に観測史上最も暑い夏になるとみられている。
消防庁によると、7月末の1週間に熱中症で全国約1万2,000人が救急搬送され、15道府県の18人が死亡したのをはじめ、全国で熱中症患者が多発している。このため、ウエルシア薬局の夏の涼み処では、熱中症対策のポスターを掲示して熱中症への注意を喚起するとともに、一時休憩の場所として利用を呼び掛けている。(記事:高田泰・記事一覧を見る)
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