ブックオフグループホールディングス、「リユース力」を活かした新サービス法人・自治体向け「廃棄コスト削減」サービスを開始

2023年8月4日 10:06

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

 ブックオフグループホールディングス<9278>(東証プライム)の子会社で、リユースショップ「BOOKOFF」等を運営するブックオフコーポレーションは、企業が保有する滞留品や、返品などの訳あり品、鉄道や宿泊施設等の忘れ物、自治体で処分するまだ使えるモノなどをブックオフが海外で展開するリユースチェーン「Jalan Jalan Japan」(JJJ)を通じて再販する事で廃棄コストの削減につなげるサービスを開始したと発表。

■サービス立ち上げに至る経緯

 ブックオフは、リユース店舗「BOOKOFF」を通じて、年間約4億点の商品を顧客から買取しているが、一定期間に販売の機会に恵まれなかった商品が年間4万トンに及ぶ。ブックオフでは、これらを資源としてリサイクルにつなげる他、海外で展開するリユース店舗「JJJ」で再販する事で、4万トンの92%をリユース・リサイクルするシステムを構築している。

 JJJは、2016年にマレーシアで1号店を出店、現在は中央アジアも含めて11店舗を展開している。JJJの強みはその「販売力」であり、2022年の年間レジ通過客数は120万人、販売点数は700万点と現地の多くの顧客の喜びにつながり、日本側の「すてない社会」につながっている。このシステムを、同社だけでなく日本中のありとあらゆる処分に困っている企業、法人、自治体にも使ってもらいたいという想いから「法人・自治体様向けの廃棄コスト削減サービス」の立ち上げに至ったという。

 このサービスを展開する為には、受け皿であるJJJの出店拡大も同時並行で進める必要がある。マレーシアだけでなく中央アジアなど複数の国への展開を前提に「10年後の100店舗展開」を目標に進めていくとしている。

■サービスの概要について

・同社が海外で展開するリユース店舗「Jalan Jalan Japan」で再販する事を前提としたサービスである。 ・廃棄物処理法等コンプライアンスを遵守した回収スキームをご提案する。 ・回収したモノについてはブックオフ独自の「リユース化証明書」を発行する。

■ブックオフグループの海外リユース店舗「Jalan Jalan Japan」(JJJ)について

 JJJはブックオフグループで販売しきれない商品の出口戦略としてマレーシアに現地法人を設立、2016年11月に1号店(OneCity店)を立ち上げた。

 販売する商品は日本で売れ残ったモノではあるが、「Used in Japan」「安さ」「品揃え」を意識した売場作りにより、家族で長時間楽しめ、カゴ一杯の買物ができ、毎週商品が変わっていく宝探し感という「エンターテイメント」を醸成し、年間レジ通過客数120万人、販売点数700万点とマレーシアで一番人気のあるリユースショップの1つとなっている。

 現在はマレーシアに10店舗(加盟店1店舗を含む)、カザフスタンに1店舗(加盟店)の計11店舗を展開している。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。

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