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知っていると役立つ! "色"を使った英語のフレーズ Part 2
前回に続いて今回も色を使ったイディオムを紹介する。今回紹介するのは「blue(青)」を使ったイディオムだ。
【前回は】知っていると役立つ! "色"を使った英語のフレーズ Part 1
■Blue color
直訳すると「青色」だが、これは前回解説した「White color」に対する表現であり、「Blue color」は主に肉体労働や手作業が中心となる職種や仕事の分類を表現する際に使われる言葉である。具体的には製造業・建設業・農業・配送業・清掃業など、工場や現場での実地作業や体力を要する職種を指す。
雇用者から提供される制服や作業服の襟色に青が多いことに由来する。
■Out of the blue
「Out of the blue」は、予期せずに起こる出来事を意味する。予期せぬニュースを受け取ったり、思いがけない状況に遭遇したりするときに使われる表現である。
例)He called me out of the blue yesterday.「昨日彼が突然電話してきた」
上記の例文のように、今や電話は「out of the blue」とされることが少なくないようだ。そもそも全ての電話は突然なのだが。
■Once in a blue moon
「Once in a blue moon」は、非常にまれにしか起こらないことを(very rare occation)表す表現である。
例)I hadn't seen her in years, and then out of the blue, she showed up at my doorstep.
「数年間彼女に会っていなかったが、突然彼女が私の玄関先に現れた」
まるで「青い月」(1カ月に2回目の満月)のように、めったに起こらない現象に例えた表現である。
■I have the blues
悲しい気分やメランコリックな状態にあることを意味する慣用句で、やや上品なニュアンスがある。
例)I often have the blues after “Sazae san” on Sundays.「日曜のサザエさんを見た後よく憂鬱な気分になるよ」
■Blue blood
当然「青い血」という意味ではなく、「blue blood」は高貴な家系や貴族の家族出身者を指す。その人物の家系が高い社会的地位にある、または王族の子孫であることを示唆するときに使う表現である。
例)Of course the senator is a blue blood he can’t understand real people’s problem.「そりゃ彼のようなサラブレッドに一般人の苦しみは理解できないだろうさ」
「blue blood」は上記の例文のように否定的に使われることが多い。
今回は青を用いた表現を紹介したが、色を用いたイディオムを集めて分析するのも中々興味深いものではないだろうか。(記事:newpowersoul・記事一覧を見る)
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