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11日の香港市場概況:ハンセン1.0%高で続伸、銀河娯楽4.3%上昇(訂正)
*18:10JST 11日の香港市場概況:ハンセン1.0%高で続伸、銀河娯楽4.3%上昇(訂正)
下記の通り修正します。
(誤)香港大引:ハンセン1.0%高で続伸、銀河娯楽4.3%上昇
(正)11日の香港市場概況:ハンセン1.0%高で続伸、銀河娯楽4.3%上昇
(誤)11日の香港市場は、主要80銘柄で構成されるハンセン指数が前日比180.11ポイント(0.97%)高の118659.83ポイント
(正)11日の香港市場は、主要80銘柄で構成されるハンセン指数が前日比180.11ポイント(0.97%)高の18659.83ポイント
11日の香港市場は、主要80銘柄で構成されるハンセン指数が前日比180.11ポイント(0.97%)高の18659.83ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が60.61ポイント(0.97%)高の6295.85ポイントとそろって続伸した。売買代金は839億880万香港ドルとなっている(10日は782億9150万香港ドル)。
中国の景気支援策が期待される流れ。国内景気の回復遅れが懸念される中、市場関係者の間からは、中国人民銀行(中央銀行)は追加の金融緩和を打ち出すとの観測が流れている。また、昨夜の米債券市場で、米長期債利回りが急低下したこともプラス材料だ。(亜州リサーチ編集部)
ハンセン指数の構成銘柄では、マカオ・カジノの銀河娯楽集団(27/HK)が4.3%高、電動工具メーカー大手の創科実業(669/HK)が4.1%高、旅行サイト中国大手の携程集団(9961/HK)が3.7%高と上げが目立った。マカオのカジノ銘柄については、集客の回復が期待されている。マカオ国際空港の利用客は足元で増加。今年6月は延べ43万1000人に達し、23年の月次最多を記録した。例年6月は閑散期に当たるが、アフターコロナで旅客需要が拡大している。
セクター別では、自動車が高い。蔚来集団(9866/HK)が11.8%、小鵬汽車(9868/HK)が8.9%、理想汽車(2015/HK)が4.4%、浙江零ホウ科技(9863/HK)が2.8%ずつ上昇した。販売不振の不安がやや後退している。業界団体の全国乗用車市場信息聯席会(乗聯会)は10日、今年7月の乗用車小売台数がマイナス成長に陥ったとしても「正常な現象」であると指摘。比較対象となる前年同月の実績が高かった点に言及した。
中国不動産セクターもしっかり。融創中国HD(1918/HK)が2.3%高、合景泰富地産HD(1813/HK)が2.1%高、広州富力地産(2777/HK)が1.7%高、百仕達HD(1168/HK)が1.3%高で引けた。産業支援の動きが好感される。人民銀行と国家金融監督管理総局は10日、昨年11月に発表した不動産業界に対する金融支援策について、一部の実施期限を2024年末まで延長すると発表した。
産金セクターも物色される。招金鉱業(1818/HK)が6.1%高、霊宝黄金(3330/HK)が5.5%高、中国黄金国際資源(2099/HK)と紫金鉱業集団(2899/HK)がそろって3.1%高と値を上げた。
本土市場も続伸。主要指標の上海総合指数は、前日比0.55%高の3221.37ポイントで取引を終了した。自動車株が高い。ハイテク株、金融株、素材株、医薬品株、インフラ関連株、不動産株なども買われた。半面、発電株は安い。メディア・娯楽株、石炭株や運輸株の一角も売られた。
亜州リサーチ(株)《CS》
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