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グロービス、「テクノベート経営研究所」創設 デカコーン輩出目指す
テクノベート経営研究所の概要(画像: グロービス経営大学院の発表資料より)[写真拡大]
グロービス経営大学院(東京都千代田区)は15日、「テクノベート経営研究所」を創設したと発表した。テクノベートとは、テクノロジーとイノベーションを組み合わせた造語で、テクノロジーでビジネスをイノベーション(改革)していくことを意味する。テクノベートの知見を構築するシンクタンクを学内に保有し、産業創生できる人材を育成する。
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研究所で蓄積した知見は、大学院のカリキュラムに反映させる。研究所の所長には、独立系ベンチャーキャピタルのグロービス・キャピタル・パートナーズ共同創業パートナーの仮屋薗聡一氏が就任した。大学院とベンチャーキャピタルが連携し、評価額100億ドル以上の巨大未上場企業「デカコーン」の日本初の輩出につなげたい考えだ。
グロービス経営大学院には、創造力や問題解決力を養うための創造科目を置いている。「ベンチャー・キャピタル&ファイナンス」「ベンチャー戦略プランニング」「ベンチャー・マネジメント」などがそれだ。テクノベート研究所で得た知見で、これらをアップデートする。AI活用やグローバル化、デジタルプラットフォームなどについて盛り込み、変化の激しい時代に求められる内容にした。
また研究所は、ベンチャーキャピタルの知的基盤の役割も果たす。スタートアップの育成や産業創造プラットフォームの拡張をサポート。既に大企業とスタートアップの連携促進などを実現している。行政や地方自治体とのコレボレーションにもつながったという。
グロービスの定額制動画学習サービスにおいても、グリーントランスフォーメーションについて学べるコンテンツを、研究所の協力を得て制作し公開した。
グロービス経営大学院は、ビジネスリーダー輩出を目的に2006年に開学された。日本語MBAプログラムや英語MBAプログラムを展開しており、世界各国から学生を集める。2023年度の日本語プログラム入学者は1,068名となり、日本最大のビジネススクールとなった。(記事:土佐洋甘・記事一覧を見る)
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