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テスラのFSD Beta最新版、前方の横断歩道に歩行者がいても停止せず通過
Tesla の Full Self-Driving (FSD) Beta 最新のバージョン 11.4.1 では、前方の横断歩道を通行する歩行者を認識しても (衝突しないと判断すれば) 停止せずに通過するそうだ(Ars Technica の記事、Whole Mars Catalog のツイート)。
米カリフォルニア州サンフランシスコで撮影したという動画では歩行者優先の標識がある横断歩道を歩行者が渡り始めており、FSD が歩行者を認識してディスプレイに表示したが、車はわずかに減速しただけで横断歩道を通過している。撮影者は FSD で走行する Tesla 車が子供をひかないことを確認するために自分の子供を使ってまで検証動画を撮影したこともある Tesla オーナー。今回の動作を人間のドライバーと同じ正しい動作になったなどと称賛しているが、実際には交通違反だ。
横断歩道内は一般に歩行者優先であり、今回の場合は歩行者優先の標識も設置されている。横断歩道の手前には停止線が引かれており、カリフォルニア州の交通法規では歩行者が渡り終わるまで停止して待つ必要がある。FSD Beta ソフトウェアでは一時停止標識を無視するなど、これまでにも交通違反または慣習に反する動作をする可能性があるとして、リコールが行われている。
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