2023年、副業にもおすすめの人気プログラミング言語は?

2023年3月27日 07:45

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 2023年も、高い人気を保ち続けているプログラミングの副業。だがこれから始める初心者は、言語選びでつまずくことも少なくない。本記事では、副業にもおすすめな、2023年の人気プログラミング言語について紹介する。

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■2023年人気No.1はPython

 TIOBEソフトウェアは、プログラミングコードやソフトウェアの品質の評価・追跡を専門としているオランダの企業だ。同社は、プログラミング言語の検索数を集計した「TIOBEプログラミングコミュニティーインデックス」を公開している。この通称「TIOBEインデックス」の2023年3月のデータによれば、人気プログラミング言語1位はPythonだった。

 2位はC、3位はJavaで、4位にC++、5位にはC#が続いている。中でも注目は、10位に入ったGoだ。Googleが開発したGoは、2009年に登場した比較的新しいプログラミング言語だが、近年人気を獲得してきている。

 だが、ここ数年で最も躍進しているのはC++だ。「TIOBEインデックス」は、2022年に最も躍進したプログラミング言語がC++だったと発表している。その理由は、メンテナンスのしやすさとパフォーマンスの高さだ。加えて近年、汎用性の高いC++が新しい言語環境に対応(2020年に「C++20」をリリース)してきたのも躍進に繋がっている。

 プログラミングの副業を目指している場合、言語選びで悩むだろう。初心者なら、人気のPythonやGoといった、新しいプログラミング言語がおすすめだ。これらは後発の利点を生かしており、初心者でも学習しやすいメリットがある。過去にプログラミング言語の学習で挫折した経験があるなら、学習のしやすさを優先して言語を選ぶのがおすすめだ。

■プログラミングの副業はリスキリング目的でも人気

 Pythonが人気を獲得している大きな理由のひとつは、AI開発など将来性のある分野で多く用いられているからである。だが一般的なWebサイトやWebサービスの開発なら、C、Java、JavaScript、PHPやGoなどが選択肢に入る。ゲーム開発については、C++、C#に加え、Appleが開発したSwiftもおすすめだ。

 言語選びに加え、気になるのはプログラミングの副業の案件数ではないだろうか。案件数については、Java、JavaScript、PHPが比較的多い部類になる。

 だが副業でプログラミングの案件を探すなら、高単価で人材が不足している言語を狙うのもひとつの選択だ。本業の傍らの隙間時間で副業するため、高単価な方が効率的に収入を増やせるからである。転職を見据えての副業なら、なおさら現在案件数が少なくても、将来性のある言語を選ぶ方が競争を優位に進めやすい。

 加えてプログラミングの副業は、リスキリング目的でも人気が高い。リインフォース(フリーランス・副業・複業人材支援メディア「RECOFR」を運営)は、1月と2月にそれぞれ「リスキリングに関するアンケートレポート」を発表している。この調査は、20代から60代のフリーランス・副業・複業人材1,053名を対象に実施。リスキリング実施者は全体の27.2%だったものの、91.9%が「成果があった」と回答した。

 「成果があった」と回答した人は、「プログラミング」、「データ分析・統計分析」、「情報セキュリティ」に取り組んでいる割合が高かった。リスキリング実施者全体で見ても、プログラミングは約30%に選ばれている。全ての業種において、プログラミングはリスキリング目的にも多く選ばれており、成果にも繋がりやすいことが分かった。

 プログラミングの副業は、収入を増やせる上にリスキリングにもメリットがある。もし現在プログラミングの副業を検討中なら、今回紹介した人気言語の中から自分に合ったものを見つけて始めてみてはいかがだろうか。(記事:西島武・記事一覧を見る

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