段ボールと輪ゴムで作ったオーストラリア製無人機、ウクライナで活躍

2023年3月10日 17:27

印刷

記事提供元:スラド

オーストラリアが提供する無人機「CORVO PPDS」がウクライナで活躍しているそうだ。この無人機は段ボールと輪ゴムで作られており、「少量の緊急物資を低コストで運搬する」というオーストラリア陸軍のニーズに基づき開発されたもの。偵察任務や弾運搬ミッションにも対応できるとのこと(航空万能論GF動画Forbes)。

段ボールで構成された機体はグルーガン、スパナ、ナイフ、テープ、輪ゴムで簡単に組み立てられ、ピザサイズの箱に24機分の組み立てキットが収まるように出来ているとのこと。使い捨てタイプだが、中には60回も繰り返し飛行できた個体もあったようだ。1機あたりのコストは564ポンド(約9万1947円)から2,800ポンド(約456万7000円)と幅がある。GPSガイダンスを利用して指定された地点まで自立的に飛行できる。GPSが妨害されても慣性航法で目標までの飛行を継続できるとしている。

あるAnonymous Coward 曰く、 もちろんエンジンと制御システムは段ボールじゃないよ
主翼に上半角も無い無尾翼機がうまく飛ぶもんだな

 スラドのコメントを読む | テクノロジー | 軍事 | ニュース

 関連ストーリー:
イラン製ドローンから米企業部品多数見つかる 2023年01月11日
ウクライナに侵攻中のロシア、保有しているイラン製無人機をほぼ使い切ったか 2022年11月25日
クリミア半島とロシアを結ぶ唯一の橋が攻撃。ロシアは報復としてウクライナ都市部を攻撃へ 2022年10月11日

※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

関連キーワード

関連記事