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ChromeやEdgeのWindows 7サポート終了、Mozillaにとってはチャンスなのか
Windows 7 の拡張セキュリティ更新プログラム (ESU) 提供と Windows 8.1 の延長サポートが 1 月で終了したが、これが Mozilla にとって大きなチャンスだと BetaNews が主張している(BetaNews の記事)。
デスクトップ版ウェブブラウザーでは Google Chrome が圧倒的なシェアを占めている。StatCounter のデータによれば、1 年ほど前まで Microsoft Edge と Apple Safari、Mozilla Firefox が第 2 グループを構成していたが、最近では Edge が頭一つ抜け、Firefox は Opera と Edge の中間ぐらいのシェアに落ち込んでいる。
Microsoft による Windows 7 / 8.1 のサポート完全終了に伴い、今月提供が始まった Chrome 110 と Edge 110 でも Windows 7 / 8.1 がサポートされなくなっている。一方、Mozilla では 3 年以上前からサポート終了時期を検討しており、Firefox の Windows 7 ユーザーが多いことからサポートを延長する方向に傾いている。
現在のところいつまで延長するのか明確には示されていないが、Firefox Nightly 111.0a1 でも OS 要件は Windows 7 以降となっている。Mozilla の Romain Testard 氏によれば、ESR 115 よりも前にサポートを終了することはないと考えていいだろうとのこと。
BetaNews は StatCounter の Windows シェアデータで 12 % 以上を占める Windows 7 ~ 8.1 のユーザーを Chrome と Edge が失うことになるとして、Firefox やその他の小さなブラウザーメーカーが受け皿になることでユーザーを獲得できると主張する。ただし、古いバージョンの Windows をサポートすることで獲得したユーザーはいつまでも保持できるわけではない。
なお、Brave は既に Chromium 110 ベースとなっており、今後のアップデートには Windows 10 以降が必要と表示される。一方、Opera (Chromium 109 ベース) や Vivaldi (Chromium 108 ベース)は現在のところ Windows バージョンに関する警告を表示しない。
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