パリ、市内での電動スクーターレンタル継続の是非問う住民投票実施へ

2023年1月29日 16:23

印刷

記事提供元:スラド

フランス・パリでは市内での電動スクーターレンタルサービスを継続するかどうか、住民投票で決めるそうだ(The Next Web の記事France 24 の記事)。

パリでは Lime とDott、TIER の 3 社が電動スクーターレンタルサービスを行っている。電動スクーターは自動車や混雑した公共交通機関に代わる高速でクリーンな移動手段として評価される一方、禁止区域での走行や乗り捨てが問題になっているという。そのため市では 9 月、危険走行やその他の悪用を制限することができなければ 3 月に期限が切れるライセンスを更新しないと各社に通告したそうだ。

これを受けて各社は違反者を特定しやすくするナンバープレート装着など複数の改善を行っているが、市民から電動スクーターレンタルサービスへの否定的なフィードバックが多数寄せられる中、市では各社による改善を不十分だと考えているようだ。アンヌ・イダルゴ市長は電動スクーターレンタルを禁止したいと考えているが、4 月 2 日に予定する住民投票の結果を尊重するとのことだ。

スラドのコメントを読む | ハードウェアセクション | ハードウェア | EU | 電力 | 政治 | 交通

 関連ストーリー:
欧州委員会、鉄道で代替可能な国内線旅客機定期便の運航を禁ずるフランス国内法がEU法に違反しないと判断 2022年12月07日
パリのフランス国立図書館で29日、市交通局の電動バスが突然大発火 2022年05月06日
電動スクーターレンタルサービス Bird、歩行者の多い区域でのジオフェンスによる最高速度制限機能を導入 2021年08月08日

※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

関連キーワード

関連記事