“まとふ”のドキュメンタリー映画『うつろいの時をまとう』日本の美意識を追求する服づくり

2022年12月23日 09:31

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記事提供元:ファッションプレス

 まとふ(matohu)のドキュメンタリー映画『うつろいの時をまとう』が、2023年3月25日(土)より全国順次公開。

■“まとふ”の服づくりに迫るドキュメンタリー映画

 まとふは、堀畑裕之と関口真希子が手がける日本のファッションブランド。堀畑はコム デ ギャルソン(COMME des GARÇONS)、関口はヨウジヤマモト(Yohji Yamamoto)でパタンナーとしてキャリアを積んだ後、2005年にまとふを立ち上げた。

 映画『うつろいの時をまとう』は、そんなまとふのデザイナー堀畑裕之&関口真希子の視点や哲学を通して、日常の中に潜む美や豊かさを再発見していくドキュメンタリー。彼らは、身近な風景や物に目を向け、そこから得たインスピレーションを“ことば”に変えて衣服へと昇華していく。

 2人の創作から見えてくるのは、日本人が長い歴史の中で育んできた“ものの見方”であり、普段は見過ごしてしまいがちな足元の“美を見つける心”。大量消費、情報過多の時代に、本当に大切なこと、本当に必要なものに気づくきっかけを与えてくれる。

■アーカイブコレクションやファッションショーを公開

 映画『うつろいの時をまとう』で目にすることができるのは、まとふが2010年から2018年まで発表してきたコレクションの一部や、2018年に開催されたファッションショーなど。2020年に東京・青山のスパイラルホールで開催された展覧会『日本の眼』の様子も映す。

■監督は三宅流

 監督を務めるのは、『躍る旅人‐能楽師・津村禮次郎の肖像』など、伝統芸能をテーマにコミュニケーションと身体のありようを描き続けてきた三宅流。これまでは自身で撮影も兼務してきたが、今回初めてカメラマンと手を組み、「ファッション」という分野に初挑戦した。

■<映画『うつろいの時をまとう』あらすじ>

 2020年1月。東京・青山のスパイラルホールで、服飾ブランドまとふ(matohu)の8年間のコレクションをまとめた展覧会『日本の眼』が開催された。まとふは“日本の眼”というタイトルのもと、「かさね」「ふきよせ」「なごり」など日本古来の洗練された美意識を表す言葉をテーマに2010年から2018年までの各シーズン、全17章のコレクションを発表してきた。

デザイナーの堀畑裕之は大学でドイツ哲学を、関口真希子は法律を学んでいたが手仕事や服作りへの思いからファッションの世界に飛び込む。堀畑はコムデギャルソン、関口はヨウジヤマモトでパタンナーとしてキャリアを積む。

そして2005年にブランド「まとふ」を立ち上げ、彼らは“長着”という独自のアイテムを考案した。着物の着心地や着方の自由さから着想を得ながら、今の生活に合わせた形で作り出されたモダンなデザインの服である。

2018年、まとふは『日本の眼』最後のテーマとなる「なごり」コレクションの制作に取りかかり、伝統的な技術を持つ機屋や工房と協業しつつ、テキスタイルを作り上げていく。堀畑と関口はアトリエで激しい議論を繰り返しながら妥協することなくデザインを完成させ、そしてファッションショーの日を迎える。

【詳細】
映画『うつろいの時をまとう』
公開日:2023年3月25日(土)シアター・イメージフォーラムほか全国順次公開
監督:三宅流
出演:堀畑裕之、関口真希子、赤木明登、津村禮次郎、大高翔

※本記事はファッションプレスニュースから配信されたものです。ファッションプレスでは、ブランド、デザイナー情報、歴史などファッション業界の情報をお届けしています。

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