就活Webテストの替え玉受験で初摘発 電磁的記録不正作出容疑を適用

2022年11月24日 16:38

印刷

記事提供元:スラド

就職採用のためのWEBテストで替え玉受験をしたとして男が逮捕された。逮捕された28歳の関西電力社員の田中容疑者は、就職の採用で企業が利用するWEBテストを「京都大大学院卒、ウェブテ請負経験4年、計4000件以上、通過率95%以上」などとうたい、ツイッターで替え玉受験の希望者を募集していた(時事ドットコムテレ朝news)。

逮捕された事件では、女子大学生のふりをして受験した疑いが持たれている。田中容疑者は4年ほど前から仲間に誘われて受験の代行を始め、その後グループを作って依頼を受けていた。学生から受け取ったIDやパスワードでログインをして受験。1科目2000~3000円で請け負い、半年間で約400万円を稼いでいたとみられる。

こうした事例は全国初の摘発とされ、私電磁的記録不正作出・同供用容疑が適用されたという。従来、身分証や契約書などを偽造する犯罪については「文書偽造罪」を適用していたが、「文書」ではないデジタルデータが普及する対応が困難になったことから、1987年の刑法改正で導入された電磁的記録不正作出・同供用罪を適用することになったようだ(朝日新聞。 

スラドのコメントを読む | 犯罪 | ニュース

 関連ストーリー:
パキスタン国際航空、免許の正当性が疑われるパイロット150人の乗務を停止 2020年06月28日
「日本語第二版」(Japanese v2.0)規格策定へ 2016年04月01日
合成写真で大学入試を替え玉受験、匿名の投書で発覚 2010年05月11日

※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

関連キーワード

関連記事