「ハレ」2023春夏コレクション テーマは「洞窟の幻影」

2022年10月25日 16:28

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記事提供元:アパレルウェブ

 「ハレ(HARE)」は2022年10月22日、国立代々木競技場 第二体育館で2023春夏コレクションを発表した。テーマは「洞窟の幻影」。
 
 

洞窟の中のように暗く、ネガティブな状況の中で、「ハレ」の服を着ることで華やかな気持ちになってほしい、ポジティブなムードを発信したいという思いから、関係者とともに、たくさんの顧客を招待し、ファッションショーを行った。


 和太鼓の音とともに現れたのは、着物や80年代のアバンギャルドを思わせる黒のコートやマント、日本の得意技であり、トレンドでもあるデニムを使ったノースリーブとアシメトリーなスカート、ぼかし染めのようなジャケットとパンツ、黒と黒、黒と白、赤と黒の組み合わせなど、「ハレ」らしいジャポニズムを融合し、和服のフォルムやディテールを取り入れたデザイン。帯のようなコルセットや女忍者を思わせるメッシュのボレロと袴(はかま)のようなワイドパンツのコーディネート、穴をあけたようなデザインのニットなどへと続いていく。




  同ブランドの特徴であり、モードやストリートでも完全に定着している日本的なデザインを今のバランスで表現したデザインとともに、カーゴパンツやクロップドトップなどのトレンドを取り入れたデザインも目を引く。また、黒でスタートしたコレクションだが、きれいな色を組み合わせたシリーズ、光と影を暗示したような半分が黒で半分が白のパンツなども登場。ラストには華やかさやポジティブを象徴するようにメンズ、ウィメンズともオールホワイトのコーディネートを提案した。





 大きな会場であったため、同ブランドの特徴である日本的な形やシルエットなどがこれまで以上に目を引いたが、今シーズンのポイントのひとつである光と影を感じさせる柄は、書道家や水墨画アーティストとのコラボレーションによるオリジナルな柄。また、素材はレースなど、ウィメンズだけでなくメンズもシアーな素材を採用し、軽やかなムードを強調しているという。
 
 

過去最高の売上高だった昨年と比べても約1.2倍のペースで伸びているなど好調。特にウィメンズはコロナ前との比較で倍になっているという「ハレ」。今後の展開も注目されそうだ。
 
取材・文:樋口真一
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※この記事はアパレルウェブより提供を受けて配信しています。

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