オロ、採用担当者向け資料作成の支援ツール提供

2022年9月3日 08:49

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「Preco」の画面イメージ。(画像: オロの発表資料より)

「Preco」の画面イメージ。(画像: オロの発表資料より)[写真拡大]

 オロ(東京都目黒区)は1日、企業の採用担当者向けに資料作成支援ツールの提供を開始した。同社が提供している資料作成支援ツール「Preco」を用いたもので、名称は「Preco for Recruiting」。採用活動がオンライン上にシフトする中、Web上のコンテンツの重要さが増しており、採用資料の管理や公開の効率化を支援する。

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 Preco for Recruitingは、PDFやグーグルスライドなど、様々な形式の資料を格納し一元管理できる。「エンジニア用」「新卒用」「中途用」などタグ付けを行い、属性の管理も可能。候補者や応募者に対して資料を送る際には、格納したファイルから送りたいページを選択。候補者毎の専用資料も瞬時に作成できる。

 資料の共有には、専用のURLを発行する。それを候補者に伝えるか、Preco上から直接メールを送信する。企業のWebサイトに埋め込むことも可能だ。

 候補者が資料を閲覧すると、どのページを重点的に見ているかタイムリーに分かる。それをもとに、例えば研修についてよく見ているなら研修制度について案内する。企業文化のページを重視しているようなら、現場の社員との面談をセッティングするなど、各人にあわせてフレキシブルに対応できる。

 共有資料には閲覧制限をかけることもできる。自動生成のパスワードを発行し、パスワードを受け取った人物しか見えないようにできる仕組みだ。

 料金は作成できるプレゼン数が5つ、チームユーザー数が5人までならすべての機能が無料で使える。プレゼン数やチームユーザー数を無制限にした場合は、月額基本料が3万円と、チームユーザー1人あたり月額1000円の費用となる。導入サポートや専用サーバーなどを用意するエンタープライズプランもある。無料プラン以外はチャットサポートも利用できる。

 採用部門では、人材獲得のため候補者に会社の魅力をPRする『採用ピッチ資料』を作成し公開するケースが増えてきた。だが、資料管理の手間や資料作成の工数がかかるなど、新たな課題が生まれている。オロではPreco for Recruitingの提供により、その解決を目指すとしている。(記事:土佐洋甘・記事一覧を見る

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