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従業員がだまされやすいフィッシングメールの件名
headless 曰く、 Kaspersky の法人向けセキュリティ啓発プラットフォーム「Kaspersky Security Awaness Platform」のフィッシングシミュレーターが収集したデータによると、荷物が届けられなかったことを通知するフィッシングメールのクリック率が最も高かったそうだ(プレスリリース、Ghacks の記事)。
フィッシングシミュレーションキャンペーンは 2021 年 1 月~ 2022 年 5 月に実施されたもので、企業の管理者がフィッシングのシナリオを選択し、事前の予告なく従業員に送信・結果を追跡する。収集されたデータは 100 か国の従業員 29,597 人分のものだという。
最もクリック率が高かった荷物の配達に関するフィッシングメールは 18.5 % がクリックしており、Google から電子メールが配信できなかったと知らせるフィッシングメールと、人事部からのアンケート調査を装ったフィッシングメールがそれぞれ 18 % で続く。このほか、会社からの新しい服装規定の通知 (17.5%) や避難訓練の通知 (16%)、予約確認や注文確認 (各11%) 、IKEA のコンテストのお知らせ (10%) のクリック率が高かったとのこと。
逆に受信者に対する脅迫や利益供与といったタイトルではクリック率が低い。たとえば、「あなたのコンピューターをハックして検索履歴を知っている」は 2 %、無料の Netflix や 1,000 ドルを提供するといったものは 1 % にとどまったとのことだ。
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