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米ニューヨーク州検事総長、Verizonにレジオネラ症感染拡大防止を約束させる
headless 曰く、 米ニューヨーク州検事総長のレティーシャ・ジェームズ氏は 2 日、州内でのレジオネラ症感染拡大防止のため、通信会社 Verizon Communications のニューヨーク子会社が素早く包括的な対応を行うことで合意に達したことを明らかにした(プレスリリース、Vox の記事)。
州ではニューヨーク市内ブロンクスでレジオネラ症アウトブレイクが発生しており、6 日までに少なくとも 25 名の感染が確認され、2 名が死亡している。レジオネラ症はレジオネラ菌を含む水の微粒子を吸い込むことで感染するが、人から人へ伝染することはない。ニューヨーク市保健局ではブロンクス地区の冷却塔を検査し、4 か所でレジオネラ菌の一種であるレジオネラ・ニューモフィラを検出したと発表している。
市保健局の発表に冷却塔の所有者は記載されていないが、検事総長事務所 (OAG) が調査したところ、州内に 45 か所ある Verizon の冷却塔で検査や清掃、病原菌検出時の対応などが適切に行われていないといった州や市の規定違反が少なくとも 225 件見つかったという。今回の合意により、Verizon は冷却塔の管理を適正化するとともに、罰金 118,000 ドルを支払う。罰金は OAG が大気汚染と健康被害の対策に使うとのこと。
冷却塔が原因のレジオネラ症アウトブレイクはこれまでにも発生しているが、現在は COVID-19 パンデミックの影響で稼働率が低下したり、手入れが行き届かなくなったりした施設の水回りでのレジオネラ菌増殖が懸念される。米疾病予防センター (CDC) では長期にわたり閉鎖または部分利用していた施設の再開にあたり、冷却塔や噴水、水槽、スプリンクラーなどがレジオネラ症の感染源になる可能性があるとして注意喚起している。
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磁石で殺せ、レジオネラ 2004年05月19日
※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。
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