「How are you?」よりも気の利いた英語の挨拶の仕方

2022年5月8日 08:05

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 以前、「How are you?」に対するさまざまな返事の仕方について述べた。「I’m fine」だけでなく、「I’m well」、「I’m good」、「Never been better」など相手や状況に合わせていろいろ使い分けてみてはという内容だったが、これは最初の問いかけ、「How are you?」についても同様のことが言える。そこで、今回は「How are you?」よりも気の利いた挨拶の仕方をいくつか紹介したい。

【こちらも】「I’m fine」だけでない! 「How are you?」と聞かれた時の返事の仕方

■How have you been?

 久しぶりに会った相手への挨拶としてぴったりなのが、この「How have you been?」だ。期間に決まりはなく、何カ月も何年も会わなかったような相手だけでなく、1週間ぶりぐらいに会った相手にも使える。ちなみに、「How have you been doing?」と、「doing」を付け加えると少しカジュアルになることも覚えておきたい。

 「How are you?」はごく形式的な挨拶だが、「How have you been?」と言うとより気持ちがこもっているように聞こえるのが、このフレーズのポイントだ。相手がどうしていたか本当に知りたいという気持ちが伝わる。

■What have you been up to?

 「What have you been up to?」も、「How have you been?」と同様、しばらくぶりに会った人への挨拶である。ただ、「How have you been?」は「How are you?」と同じく相手のご機嫌を伺っているのに対して、「What have you been up to?」は、会わない間に相手が何をしていたかを尋ねているのが大きな違いだ。

 したがって、返答の仕方も変わってくる。「How have you been?」に対しては「I have been good.」などが返答として考えられるが、「What have you been up to?」には「I have been busy with work.」のように具体的にどのように過ごしていたかを回答する。

■How are things?

 「How are you?」よりもカジュアルな挨拶の仕方として、「How are things?」を挙げよう。これも、最後に「doing」を付け加えて「How are things doing?」と言うこともできる。毎日会うような相手には、「How are things today?」などと言ってもよい。返答の仕方は「How are you?」の時と同じだ。

■What’s going on?

 さらにカジュアルな挨拶として「What’s going on?」がある。特別なにもないのなら、答え方もカジュアルに「Not much.」や「Nothing much.」などと言う。

 なお、「What’s going on?」は、日常の挨拶としてだけでなく、何か異常を察した時などに「どうしました?」と尋ねる時に使われるフレーズでもある。たとえば、取り乱している人を見かけた時に、「What’s going on? You look upset.」などと尋ねるのがその例だ。尋ねられた方は、特に何でもないのなら「Nothing’s going on.」などと答えるだろう。(記事:ムロタニハヤト・記事一覧を見る

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