指紋認証や顔認証に続く「歯ぎしり認証」を提案 テンプル大

2022年4月22日 07:50

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記事提供元:スラド

あるAnonymous Coward 曰く、 テンプル大学の研究チームが「歯と歯をこすり合わせる音」や「歯と歯を衝突させる音」を利用した生体認証技術を開発するべく、市販のイヤホンにマイクを取り付けて口から顔の内部を通って耳まで届く音を検出するシステムを構築したとのこと(arXiv論文[PDF]GIGAZINE)。

構築したシステムでは「全ての歯をこすり合わせる」「一部の歯ををこすり合わせる」「全ての歯を衝突させる」「一部の歯を衝突させる」といった動作を行った際に生じる音を用いて個人を識別でき、1回音を鳴らすだけで93%の確率で個人を認識し、4回音を鳴らせば98.8%の確率で個人認識に成功することが確認された模様。

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