コロナ禍で幻となった山手線増発計画

2022年4月1日 08:31

印刷

記事提供元:スラド

haruno_dempa 曰く、 コロナ禍の前は、訪日外国人観光客の増加に対応することやラッシュ時の混雑緩和を目的に、山手線の増発が検討されていた。鉄道では、車体を左右に傾けることにより曲線の通過速度を向上させることが行われているが、山手線では最高速度はそれほど高くなく効果が薄いため、E235系電車に追加した新機能を使用してスピードアップを図ることになった。

具体的には、駅を発車する際、空気ばねにより車両の後方を5°持ち上げ、乗り心地を保ったまま従来の2倍の6.0km/h/sの急加速を行い、>駅に停車する際は、逆に車両の後方を5°持ち上げ、従来の2倍の8.4km/h/sの急減速を行う。このようにして山手線1周の所要時間を5~6分短縮することにより、今までと同じ編成数で1時間あたり2~3本の増発が計画されていた。

しかし、皆様もご存じのようにコロナ禍で乗客数が減少したため増発の必要もなくなり、計画は立ち消えとなったようだ。

 スラドのコメントを読む | エイプリルフール

 関連ストーリー:
ネットでノーマスク集団が電車1両の占拠を計画か 2021年07月15日
政府による鉄道の減便要請、大混雑でかえって密になった 2021年05月13日
JR西日本、来年春のダイヤ改正で近畿エリアの終電を10~30分繰り上げ 2020年08月28日

※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

関連キーワード

関連記事