北九州のスペースワールド跡、「ジ アウトレット北九州」が4月28日オープンへ

　イオンモールは、北九州市のテーマパーク・スペースワールド跡地（八幡東区東田）で整備を進めている地域創成型商業施設「ジ アウトレット北九州」を、4月28日にグランドオープンする。27万平方メートルの敷地に約170のテナントが出店するほか、北九州市の新科学館「スペースLABO」や体験型英語教育施設も登場、にぎわい創設の場所として期待されている。

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　施設は鉄骨4階建てで、延べ床面積約5万7,000平方メートル。うち、約4万8,000平方メートルがテナントに賃貸される。敷地外を含めて約4,500台分の駐車場と約800台分の駐輪場を確保する。コンセプトは「大人から子どもまですべての人が感情を刺激し、心の化学反応がたくさん起こる場所」で、ファミリー層や若者に照準を合わせている。

　約170のテナントのうち、約140がファッション、スポーツ、アウトドアなどのブランドショップとなる。フードコートや飲食街の展開も予定している。隣接するイオンモール八幡東と橋でつなぎ、総賃貸面積約9万6,000平方メートル、出店テナント約300の一大ショッピングゾーンを形成する。

　陸上競技用トラックや芝生ゾーンを備えた「アクティベーションフィールド」を設け、市民や買い物客らの憩いとスポーツの場にする。またスペースLABOには国内最大級の内径30メートルのプラネタリウムを設置、学びの場とする。

　車で90分以内の福岡、大分、山口の3県を商圏に据え、国内外の観光客来訪も視野に入れている。開業1年目の集客目標は800万人。北九州市は「国内外から多くのお客さんが来ることを信じている」とスペースワールドに代わる地域振興、観光の拠点として大きな期待をかけている。（記事：高田泰・記事一覧を見る）