サムティ Research Memo(5):「資産保有型」ビジネスへの転換にあたり減収減益も、インカムゲインは伸長(2)

2022年3月9日 15:15

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記事提供元:フィスコ


*15:15JST サムティ Research Memo(5):「資産保有型」ビジネスへの転換にあたり減収減益も、インカムゲインは伸長(2)
■サムティ<3244>の業績動向

2. 開発計画(パイプライン)の状況
レジデンス(S-RESIDNCE)の開発については、過去最高となる43棟が竣工するとともに、期末保有分として25棟を確保するに至った。また、2022年11月期以降の竣工予定分についても、2022年11月期が59棟、2023年11月期が64棟、2024年11月期が23棟※、合計146棟(10,353戸)の開発が全国各都市で進行中であり、資産拡大に向けて順調にパイプラインを積み上げることができた。一方、ホテル・オフィスの開発については、既述のとおり、ホテル4棟を含む6棟(うち、2棟はオフィス)の開発が進行中である。

※2024年11月期以降は仕入れ進行中であり、さらなる積み上げを目指している。


3. 2021年11月期の総括
以上から、中期経営計画初年度となる2021年11月期を総括すると、事業モデルの転換により決算数値は一旦足踏みする形となったものの、意図した結果であり、業績の後退を示すものではないことに注意が必要である。むしろ、資産拡大により重視するインカムゲインが着実に伸びたところや、戦略的投資もハイペースで進捗しているところに注目すべきであり、戦略面では順調なスタートを切ったと評価しても良いであろう。また、コロナ禍により、ホテル稼働率は厳しい状況が続いている一方、主軸となる全国の賃貸マンションの稼働率は高い水準を維持しており、改めて同社の安定した収益基盤を確認することができた。さらには、ホテル事業における外資オペレーターとの連携や海外(ベトナム)での分譲事業が順調に滑り出しているところも、今後に向けて評価すべき材料と言える。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田郁夫)《YM》

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