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中国地方の非接触型乗車ICカード「PASPY」、25年までに廃止へ
PASPY運営協議会は4日、非接触型乗車ICカード『PASPY』のサービス終了することを決定した。PASPYは中国地方のバス、路面電車、新交通システムなどの交通機関で利用できるICカードシステムで、2008年から導入を開始していた。しかしコロナ禍において利用者が減少し、いずれ訪れる機器の更新費用の負担によりサービス維持が難しいと判断したとのこと(中国新聞デジタル、レスポンス、日経新聞)。
広島電鉄は過去に中国新聞の取材で「7~8年ごとに20億円を超えるコストがかかる」とし、「QRコードとの二重投資はしない」と明言していた。現行のPASPYは25年3月までに順次サービスを終える方針で、代替となるQRコードなどを活用した乗車券システムに関しては2024年10月からサービスを開始する予定となっている。新システムはクラウドサーバー上で運賃計算などを行う仕組みになるとしている。
あるAnonymous Coward 曰く、 新システムのイメージは新ICカードとQRコードの併用を想定しているが、既存サイバネ規格ではなくクレジットカードのタッチ決済ではないのかとタレコミACは推察している(そうでなければコストがかかるので辞めるという意味がない)。大都市はSuica等Felica決済を維持する一方、そうでない地方の公共交通はQR+タッチ決済に置き換わってしまうのかもしれない。数十年後には全国でつかえるのが交通系ICカードからクレジットカードに置き換わっている可能性がある。コロナで満員電車が減少し、これからは時間にゆとりのあるインバウンド向けに舵を切ろうという啓示を受けたのかもしれないが、願わくば国内利用者のことを第一に維持して欲しいものである。
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※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。
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