関連記事
メキシコペソ円は、10日のメキシコ中銀会合が注目される サンワード貿易の陳氏(花田浩菜)
*18:14JST メキシコペソ円は、10日のメキシコ中銀会合が注目される サンワード貿易の陳氏(花田浩菜)
皆さん、こんにちは。フィスコリサーチレポーター花田浩菜の気になるレポートです。今回は、メキシコペソ円についてのレポートを紹介します。
陳さんはまず、メキシコペソ円について、『10日のメキシコ中銀会合が注目される』と述べています。
続けて、『政策金利は、5.5%から6.0%に引き上げられる見込み。ただ、5.75%に留まるとの見方もあり、この場合、ペソには売り要因となろう』と伝えています。
また、『22年1月月前半の消費者物価指数(CPI)は、前年同時期比で7.13%の上昇だった。メキシコのインフレ率は22年1月まで11カ月連続でメキシコ中銀の政策目標上限である4.0%を上回っているものの、直近の実質国内総生産(GDP)が悪かったため、大幅利上げは避けたいところだろう。1月31日に発表した21年10~12月期実質国内総生産(GDP)は前四半期比で0.1%減となった。7~9月期の0.4%減に続く2四半期連続のマイナス成長となり、一般的な定義の景気後退局面を迎えたことになる』と分析しています。
さらに、『21年通年の成長率は前年比で5.0%増だった。20年は8.5%減とマイナス成長だったため、メキシコ経済はコロナ前の水準にまでは回復していない。多くの金融機関が実質経済成長率の見通しを引き下げている』と解説しています。
陳さんは、『メキシコ銀行はインフレを抑制しようと利上げを続けているが、インフレは抑えられていない。10日の金融政策決定会合でも利上げが予想されているが、景気後退局面に入ったことで、オブラドール大統領が、利上げを牽制する可能性もある』と考察しています。
また、『メキシコ中銀の新総裁であるロドリゲス総裁は、大統領の息のかかった人物と見られており、利上げ幅が0.25%に留まれば、忖度したとの印象を市場に与え、中銀の独立性の観点から市場はリラ売りを強める可能性がある』と述べています。
こうしたことから、陳さんはメキシコペソ円の今週のレンジについて、『5.50円~5.65円』と予想しています。
参考にしてみてくださいね。
上記の詳細コメントは、ブログ「テクニカルマイスター」の2月8日付「メキシコペソ円今週の予想(2月7日)」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。
フィスコリサーチレポーター 花田浩菜《FA》
スポンサードリンク