マザーズ指数は大幅続伸、米ハイテク好決算で投資家心理改善、値上がり率トップはシェアリングT/マザーズ市況

2022年2月2日 16:50

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記事提供元:フィスコ


*16:50JST マザーズ指数は大幅続伸、米ハイテク好決算で投資家心理改善、値上がり率トップはシェアリングT
 本日のマザーズ指数は35.66pt高の808.64ptと大幅に4日続伸。1日の米株式市場でNYダウは3日続伸。良好な企業決算や1月ISM製造業景況指数など予想を上回る経済指標が好感されたほか、全国の新型コロナ入院患者数が減少したとの統計から景気回復期待も後押しした。ナスダック総合指数も3日続伸した。米株高を引き継いでマザーズ指数は783.41ptと上昇してスタート。米VIX指数が大きく低下し投資家心理が改善するなか、米アルファベットやAMDが好決算を発表し時間外取引で急伸していたことも買い戻しに弾みをつけ、午前中頃には800ptを回復。ただ、売り圧力も根強く、その後は同水準を挟んだもみ合いが続いた。それでも、時間外取引の米ナスダック100先物が上げ幅を広げるなか、終盤にかけて再び800ptを越えると騰勢を強め、高値引けとなった。なお、売買代金は概算で1375.08億円。騰落数は、値上がり377銘柄、値下がり32銘柄、変わらず10銘柄となった。
 個別では、コミクス(東京都渋谷区)のSaaS事業を譲り受ける事業譲渡契約を締結したエフ・コード<9211>、ソフトクリエイト(東京都渋谷区)のワークフローシステムとの連携サービスを開発し提供すると発表した弁護士ドットコム<6027>、英投資会社のクープランド・カーディフ・アセット・マネジメントが保有株数を増やしたことが判明したウェルスナビ<7342>がそれぞれ大幅高となり、業績予想を上方修正したJMC<5704>はストップ高となった。売買代金上位ではほぼ全面高となるなか、Enjin<7370>、ヒュウガプライマ<7133>、サイエンスアーツ<4412>、BASE<4477>、アドベンチャー<6030>、ペルセウス<4882>、ENECHANGE<4169>などの上昇が目立った。なお、値上がり率トップはシェアリングT<3989>だった。《YN》

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