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プリセットの検索エンジン削除不可のChromium系ブラウザ、苦情受けオプション復活
headless 曰く、 Chromium 97 ベースのブラウザーではプリセットの検索エンジンを削除するオプションが削除されているが、苦情が殺到したため今後のバージョンで復活することになった(Issue 1263679)。
始まりは昨年 10 月 27 日、プリセットの検索エンジンが 2 クリックで削除でき、変更は破壊的で完全に元に戻すことはできないという問題が提起されたことだ。対策として削除を「難しくする」「不可能にする」の 2 案が提示されたが、メンバーからは後者への賛成意見しか出ず、翌日には変更がコミットされた。
生み出す問題よりも解決する問題の方が多いと考えられていた変更だが、各種 Chromium 系ブラウザーの安定版が Chromium 97 ベースとなった先週から苦情が増加し、「検索エンジンが削除できない」という投稿は過去 6 か月間に見た「Google 検索エンジンをリストから削除してしまった」という投稿よりも多いなどと批判されることになる。
これまでも既定の検索エンジンを削除することはできなかったため、間違って削除して困る場面は少なかったと思われるが、逆に何らかの理由で既定の検索エンジンが勝手に Yahoo!に設定されることが繰り返され、それを回避するために検索エンジンを削除する人が多いことが判明する。
これを受け、問題を提起したプロジェクトメンバーは、既定の検索エンジンが勝手に切り替わる問題の調査は進めつつ、削除オプションを Chrome 98 または 99 で復活させると説明している。
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