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【どう見るこの株】オプティマスグループは上値試す、22年3月期大幅増収増益・増配予想
【日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部】
オプティマスグループ<9268>(東2)は、ニュージーランドを主要市場として、日本から中古自動車を輸出する貿易事業、物流事業、検査事業、サービス事業まで総合的に展開している。22年3月期は事業環境好転して大幅増収増益・増配予想としている。収益拡大を期待したい。なお新市場区分に関しては21年10月15日付でスタンダード市場選択申請を決議している。株価は21年11月の戻り高値圏から一旦反落したが、調整一巡して切り返しの動きを強めている。上値を試す展開を期待したい。
■ニュージーランド向け中古自動車輸出からサービス事業まで展開
ニュージーランドを主要市場として、日本から中古自動車を輸出する貿易事業、物流事業、検査事業、現地における車検・アフターサービスなどのサービス事業まで総合的に展開している。さらに中期成長に向けて、ニュージーランドに展開するバリューチェーンの延伸として、オーストラリア市場への参入・深化を推進している。
19年4月にはニュージーランドでレンタカー事業を展開しているUSAVE社の関連事業および資産を買収、21年5月にはオーストラリアの中古自動車ディーラーであるOzCar社(19年11月に資本業務提携)への出資比率を20.0%に引き上げて持分法適用関連会社化(21年11月に出資比率を30.0%に引き上げ)した。さらに22年1月1日付で、オーストラリアで自動車関連データサービスを展開しているBlue Flag社を持分法適用関連会社化(出資比率40%)した。
■22年3月期大幅増収増益・増配予想
22年3月期連結業績予想(21年8月13日付で上方修正、21年11月15日付で2回目の上方修正)は売上高が21年3月期比72.6%増の430億円、営業利益が3.2倍の28億円、経常利益が2.2倍の27億50百万円、親会社株主帰属当期純利益が2.5倍の24億円としている。配当予想(21年8月13日付で上方修正、21年11月15日付で2回目の上方修正)は21年3月期比75円増配の125円(第2四半期末55円、期末70円)としている。
第2四半期累計は、売上高が前年同期比2.6倍の225億32百万円、営業利益が14億69百万円(前年同期は1億59百万円の赤字)、経常利益が13億98百万円(同38百万円)、親会社株主帰属四半期純利益が14億80百万円(同1億13百万円の赤字)だった。
前年はニュージーランドにおけるESC規制開始とロックダウンで大きな打撃を受けたが、今期は反動増で販売台数が前年同期比2.3倍の2万4704台と大幅回復した。これに伴って貿易事業、物流事業、サービス事業、検査事業とも業績が回復した。中古車価格上昇や円安継続も寄与した。
営業外では為替差損益が悪化(前年同期は為替差益1億54百万円、今期は為替差損74百万円)、持分投資利益が増加(前年同期は9百万円、今期は25百万円)した。また特別利益に固定資産売却益4億61百万円を計上し、特別損失では前期計上の減損損失1億21百万円が剥落した。
通期も事業環境好転で大幅増収増益予想としている。ニュージーランドおよびオーストラリアにおける中古車需要が高水準に推移する見込みだ。なお通期販売台数は4万5500台に上方修正(期初時点の計画は3万4000台、8月時点の計画は4万4400台)している。収益拡大を期待したい。
■株価は上値試す
22年4月4日移行予定の新市場区分については、一次判定結果でスタンダード市場適合を確認し、21年10月15日開催の取締役会においてスタンダード市場選択申請を決議している。
株価は21年11月の戻り高値圏から一旦反落したが、調整一巡して切り返しの動きを強めている。上値を試す展開を期待したい。1月7日の終値は2272円、時価総額は約122億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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