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焼損報告のASUSマザーボード、キャパシターの逆付けが原因か
ASUS のゲーミングマザーボード ROG Maximus Z690 Hero で焼損報告が相次いだのだが、キャパシターが逆極性で取り付けられていることが原因ではないかと指摘されている (Neowin の記事、 Wccftech の記事、 Actually Hardcore Overclocking の検証動画)。
現象としては、異音がしたものの問題を確認できなかったが、翌日にはマザーボード上の LED がエラーを表示して起動しなくなり、LED 付近のチップが焼損していたというものから、新たに組んだ PC が 5 時間ほどで電源が落ちて焦げるような匂いがしたので、同じものを買いなおして確認したところ、今度は発火したというものまでさまざまだ。
YouTube チャンネル Actually Hardcore Overclocking がマザーボードの写真で確認したところ、焼損した個体のみキャパシターの極性マークの位置が逆になっていることがわかったという。現物で検証したわけではないので推測の域を出ないが、焼損しているのはキャパシターの隣にある MOSFET であり、ロットによって逆極性になるような基板デザインはまずないので、これが原因の可能性が高いとのこと。
追記: タレコミへのコメントで ASUS の発表が出ていることを教え頂いた。ASUS はメモリキャパシターの逆付けが原因の可能性が高いことを確認しており、影響を受ける個体は2021 年製造のパーツ番号 90MB18E0-MVAAY0 でシリアル番号が MA・MB・MC のいずれかから始まるものだという。現在は調査を進めている段階だが、当局と協力して交換プログラムの実施を計画しているとのことだ。
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