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アニメ映画『屋根裏のラジャー』スタジオポノック長編最新作
スタジオポノック長編最新作・アニメ映画『屋根裏のラジャー』が、2022年夏に公開される。
■スタジオポノック“5年ぶり”の長編最新作
スタジオポノックは、スタジオジブリ作品『かぐや姫の物語』や『思い出のマーニー』のプロデューサーを務めた西村義明が、2015年に立ち上げたアニメーション制作会社。スタジオの第一作目となる長編映画『メアリと魔女の花』は、世界150以上の国・地域で上映され、国内の新設スタジオとしては異例のヒットを記録した。
■“誰にも見えない”少年の運命を懸けた戦い
そんなスタジオポノックが5年ぶりに手掛ける長編最新作が、ファンタジー超大作となるアニメ映画『屋根裏のラジャー』。主人公は、“誰にも見えない”少年・ラジャーだ。彼は少女の想像から生まれた“イマジナリ”という存在。人間の想像が食べられてしまう世界を舞台に、ラジャーと仲間たちが、大切な人の未来と運命を懸けた“誰にも見えない戦い”に挑む。
初解禁となる特報映像では、ポノックの手描きアニメーションならではの繊細な世界を垣間見ることが可能。一見すると普通の少年のようにみえる“見えない”主人公・ラジャーの表情も印象的だ。またティザーポスタービジュアルでは、幻想的な巨木に集まる、“イマジナリ”の町に暮らす個性豊かな仲間たちの姿を見ることができる。
■原作はA.F.ハロルドの名作小説『The Imaginary』
アニメ映画『屋根裏のラジャー』の原作は、世界の文学賞を席巻したA.F.ハロルドの小説『The Imaginary』。イギリス文学協会賞受賞を果たし、ケイト・グリーナウェイ賞、カーネギー賞等にもノミネートされた名作だ。
■監督は百瀬義行
監督は、『おもひでぽろぽろ』『平成狸合戦ぽんぽこ』『もののけ姫』『千と千尋の神隠し』といったスタジオジブリ作品で中核を担った百瀬義行。スタジオポノック作品の短編アンソロジー『ちいさな英雄』の一篇『サムライエッグ』、オリンピック文化遺産財団の芸術記念作品『Tomorrow’s Leaves』でも監督を務めた。
故・高畑勲監督に「百瀬さんがアニメーションを進化させる」と言わしめた鬼才・百瀬義行が、アニメーション人生のすべてを懸けて挑む。
<百瀬義行コメント>
“想像”を具現化するのは、とても難しい作業です。「見たことがないもの」を映画で見せるという高いハードルがある一方で、だからこそ、アニメーション表現としての面白味を感じ、挑戦の意識を持って作っています。“想像の中から生まれた少年”と聞くと、一見、窮屈な印象に思われるかもしれませんが、その少年からの目線に映るのは実に広大で開放された世界です。 ラジャーと≪イマジナリの町≫で暮らす仲間たちは、無邪気で純粋で刹那的な存在ですが、 この“想像たち”から見た世界を、閉塞感で描くのではなく、この時代を生きる私たちに力を与えてくれる、豊かな気持ちと解放感で満ちた映画にしたいと思います。
【詳細】
アニメ映画『屋根裏のラジャー』
公開時期:2022年夏
原題:The Imaginary
原作:A.F.ハロルド「The Imaginary」(「ぼくが消えないうちに」こだまともこ訳・ポプラ社刊)
監督:百瀬義行
プロデューサー:西村義明
製作:「屋根裏のラジャー」製作委員会
配給:東宝
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