シュッピン Research Memo(7):2022年3月期は通期でも大幅な増収増益を見込む

2021年12月10日 15:27

印刷

記事提供元:フィスコ


*15:27JST シュッピン Research Memo(7):2022年3月期は通期でも大幅な増収増益を見込む
■業績予想

1. 2022年3月期の業績予想
シュッピン<3179>では、前述のとおり、2021年8月4日付けで2022年3月期の通期業績予想を増額修正している。修正後の業績予想として、売上高を前期比14.3%増の38,831百万円(修正幅+601百万円)、営業利益を同23.7%増の1,996百万円(同+147百万円)、経常利益を同23.5%増の2,005百万円(同+180百万円)、当期純利益を同27.6%増の1,363百万円(同+122百万円)と増収増益を見込んでいる。

売上高は、引き続きEC売上を軸としてすべての事業が伸長する想定であるが、上期実績が示すとおり、とりわけ戦略的在庫投資により、時計事業が大きく伸びる計画となっている。一方、店舗売上については、コロナ禍の影響が続くなかで、緩やかな回復にとどまる見通しとしている。

一方、利益面では、増収効果のほか、事業ごとの売上総利益率改善の取り組みや販管費の抑制により、大幅な増益を実現する想定となっている。

なお、上期実績が計画(修正後)を上回ったにもかかわらず、通期業績予想をそのまま据え置いたのは、コロナ第6波の到来を含め、先行きの不確実性を慎重に見ていることが理由と考えられる。そのため、通期業績予想の達成のためには、下期の売上高19,859百万円、営業利益681百万円あれば足り、特に利益面でのハードルは明らかに低い状況と言える。

2. フィスコの見方
フィスコでは、コロナ禍の影響については引き続き注意する必要があるものの、EC売上が順調に伸びていることや、大規模な先行投資の計画もないことから、第3四半期の進捗によっては2回目の増額修正の可能性(特に利益面)は高いと見ている。また、下期における各施策の進捗や、それに伴う同社の成長性や収益構造の変化についても、来期以降の業績の伸びを占ううえで重要な判断材料になるため、そういった観点から今後の動向をフォローしていく必要があろう。特に、EC売上の持続的な成長に向けた各KPIの推移やAIMD導入等に伴う売上総利益率改善の動きをはじめ、中古ロレックスを中心とする時計事業の勢いがどこまで続くのか(さらに拡大していくのか)、グローバル戦略のブレークスルーのタイミングはいつになるのか、などにも注目していきたい。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田郁夫)《NB》

関連記事