機械学習を活用、ネオジム磁石の作成技術を最適化し約1.5倍の磁力達成　NIMS

物質・材料研究機構 (NIMS) の佐々木泰祐主幹研究員などの研究グループは、機械学習を活用する手法を用いることで、従来のおよそ1.5倍強いネオジム磁石を製造することに成功したそうだ（NIMS、Scripta Materialia、NHK）。

同グループでは製造時の実験データを機械学習させることで、最小限の実験回数でネオジム磁石の重要な特性である保磁力や最大エネルギー積などの特性を最大化できたとしている。一般に製品化されているネオジム磁石では保磁力が1.2テスラなのに対して、機械学習を活用して試作したネオジム磁石では保磁力が1.7 テスラほどになった。こうした機械学習を用いて材料開発のスピードをアップさせる「マテリアルズ・インフォマティクス」とよばれ、近年、研究開発が加速しているとのこと。　

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