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米FDA、ファイザーのワクチンデータ公開には2076年までの猶予が必要
米国で情報自由法(Freedom of Information Act: FOIA)を用いて、一般人がファイザー製COVID-19ワクチンに関する詳細なデータを求めたとしても、その公開は55年後の2076年まで行われないかもしれない。テキサス北部地区の米国地方裁判所に提出された文書によると、食品医薬品局(FDA)は連邦判事にデータ公開まで55年間の猶予を求めたとされる(FiercePharma、The Epoch Times)。
米国ではトップスクールの教授や科学者らで構成された原告団から、情報公開請求の迅速化を求める訴訟が発生している。原告団はFDAに対し、2022年3月3日までに要求を満たすよう求めた。原告側の要求した情報は約32万9000ページに及ぶ。FDAは免除情報の記録の確認と編集は時間のかかるプロセスだとし、原告団の要求通りの日程で処理しようとすれば、FDAは月に約8万ページを処理する必要があり、それは実行不可能だとして時間的な猶予を求めたとしている。連邦判事がこうしたFDAの要求を認めた場合、米国が建国300周年を迎える2076年まで原告団は情報を得られないことになる。このため、代替案としてFDA側は中間報告の形で月に500ページの公開を提案している模様。
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