東京駅前の八重洲2丁目、再開発組合を設立 2028年に複合高層ビル竣工へ

2021年10月27日 08:11

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再開発ビルの完成イメージ(阪急阪神不動産発表資料より)

再開発ビルの完成イメージ(阪急阪神不動産発表資料より)[写真拡大]

 JR東京駅前で計画されている八重洲2丁目中地区の第1種市街地再開発事業で、再開発組合の設立が東京都から認可され、設立された。店舗やオフィス、劇場、インターナショナルスクール、バスターミナルなどが入る複合高層ビルを整備する。

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 八重洲中地区第1種市街地再開発事業は八重洲ブックセンターなどがある約2.2ヘクタールが対象で、建物は地下3階、地上43階建て、高さ226メートル。延べ床面積は約38万8,000平方メートルとなる。店舗やオフィス、劇場、インターナショナルスクール、バスターミナルなどが入る複合施設となり、東京駅や東京メトロ京橋駅と連絡通路で接続する。

 地下は駐車場のほか、バスターミナルを設け、近隣で開発中の東京ミッドタウン八重洲、東京駅前八重洲1丁目東B地区と一体運用する。低層階には地域のにぎわいを創出する店舗、劇場に加え、外国人子女に高水準の教育を提供するインターナショナルスクールが入る。中高層階は、アフターコロナを見据えた働く場所を提供するオフィス、サービスアパートメントとなる。

 2022年度中に権利変換計画の認可を終え、2024年度に建設工事を始める計画。完成は2028年度を予定している。

 東京駅周辺の八重洲エリアでは、千代田区大手町と八重洲にまたがる東京駅前常盤橋プロジェクト、新呉服橋ビルディング一帯の八重洲1丁目北地区、大丸東京店向かいの東京駅前八重洲1丁目東B地区、東京駅八重洲南口バスターミナル向かいの東京ミッドタウン八重洲と、東京の玄関口を一新する再開発事業が進んでいる。

 さらに、住友不動産が計画する八重洲2丁目南地区再開発、京橋1丁目の新TODAビル(仮称)など計画段階のものも少なくない。エリア全体の再開発がすべて完成するのはしばらく先になるが、再開発終了後は東京駅前が新時代にふさわしい姿に生まれ変わりそうだ。(記事:高田泰・記事一覧を見る

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