沖縄に軽石が大量漂着 観光や漁船の運用に影響

2021年10月23日 09:08

印刷

記事提供元:スラド

沖縄県の沿岸などに大量の軽石が漂着し、漁船などの運用に支障が生じているそうだ。8月の福徳岡ノ場の噴火により出たものが流れ着いた模様。大きなものだと10cmを超えるサイズもあるようだ。テレ朝NEWSによれば、小笠原諸島から沖縄周辺まで、ずっと東風が吹くという気圧配置が続いた結果、沖縄に流れ着いた模様。重機を使うなどかき集められているが、量が多いことから処分に困る状況らしい(FNNプライムオンライン琉球新報テレ朝NEWS南海日日新聞)。

白い砂浜が流れ着いた軽石により灰色になり、観光に影響が出ているほか、海に浮いた軽石の影響で船の運航にも影響が出ている。琉球新報によれば、糸満市の漁船1隻が18日、海水を吸入するろ過装置に軽石を詰まらせ、操業中止に追い込まれた。また養殖のいけすに流れ込んでおり、それを魚が飲まないか懸念している事業者も出ているようだ(琉球新報)。 

スラドのコメントを読む | サイエンスセクション | 地球 | サイエンス

 関連ストーリー:
JX通信社、4度目の新島を形成した福徳岡ノ場の連続衛星写真を公開 2021年08月28日
福徳岡ノ場と西之島、相次いで噴火 2021年08月16日
小笠原の西之島、再び噴火 2017年04月24日
2013年の噴火により拡大した西之島近くを周回する「西之島クルーズ」 2016年03月16日

※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

関連キーワード

関連記事